Sonoligo、月額2980円でコンサート鑑賞・スポーツ観戦・美術館などが楽しみ放題のサブスクサービスに関東の鉄道会社3社がイベント掲載
Sonoligo(以下、ソノリゴ)は、関東の鉄道会社3社と業務提携を締結し、サブスクリプション型イベント予約サービス「Sonoligo」において、関東エリアにおける様々なイベントの掲載を7月23日から本格的に開始する。7月12日に行われた「Sonoligo」事業発表・サービス体験会では、「Sonoligo」のサービス概要の他、今回、新たにイベントの掲載を行う関東の鉄道会社3社のうち、京王電鉄と西武鉄道が参加し、沿線で行うイベントなどについて紹介した。
「ソノリゴは、2018年設立の名古屋大学発ベンチャー企業で、提供サービス『Sonoligo』では、音楽・スポーツ・アートなどのリアルイベント・オンラインイベント・動画コンテンツを月額0円~2980円(税込)で楽しめるサブスクリプション型イベント予約プラットフォームを運営している」と、ソノリゴの遠山寛治代表取締役が挨拶。「昨年11月からは大阪メトロとの協業によって関西エリアでの本格展開を開始した」と、エリアの拡充を図っているという。「さまざまな文化体験を『簡単・手軽』に暮らしに取り入れる仕組みを通じて、文化あふれる豊かな社会をつくることに貢献する」と、“文化を生活の当たり前にしたい”という志を「Sonoligo」で実現していきたい考えを示した。
では、「Sonoligo」とはどのようなサブスクサービスなのだろうか。「『Sonoligo』は、コンサート鑑賞・スポーツ観戦・美術館などリアルで開催されるさまざまな文化イベントに月額定額制(サブスク)で簡単・リーズナブルに何度でも参加できるサービスとなっている」と、月額制でイベント参加し放題のサービスなのだとか。「月額2980円(税込)の『Premium(プレミアム)プラン』では、すべての掲載イベントに参加し放題(同一イベントには月2回までの制限あり)となっている」と、家族や友人と追加料金なしで一緒に参加できる「同伴」設定付きのイベントもあり、単発で各種チケットを購入するよりも、簡単・お得に楽しめる仕組みなのだと説明する。
「2018年以来、創業地である東海エリアを中心に約300の『イベント主催者(イベントを実施する団体・個人を指す。音楽団体やスポーツチーム、美術館に加え、音楽家やツアーガイド、アスリートなども含まれる)』のリアルイベント・オンラインイベントのサブスク型予約サービスを提供してきた。Sonoligo会員は、登録プランに応じてオーケストラコンサートなどの音楽イベントから、プロ野球・Jリーグなどのスポーツ観戦、美術展への入場や映画館での映画鑑賞、能楽などの伝統芸能鑑賞まで、約11ジャンルの文化イベントに参加することができる」と、簡単にお得に文化体験を楽しめるという。「2021年11月には大阪メトロと協業して関西エリアでのサービス提供を開始した。有料プラン会員数は半年で約75%増加となり、文化イベントを楽しみたいという生活者ニーズを示している」と、日帰りバスツアーのサブスクを6月から開始するなどサービスの幅も広げていると力説した。
「そしてSonoligoは、関東展開を開始する」と、関東エリアで業務提携が決定している京王電鉄、西武鉄道、東武鉄道(五十音順)の他に、小田急電鉄、東京都交通局、東京臨海高速鉄道と協力していくという。「業務提携をする鉄道会社各社は、Sonoligoとともに、地域の『イベント主催者』を開拓し、新規顧客の獲得・集客手段としてSonoligoの活用を広げていく。また、鉄道会社が所有する自社施設でのイベントを含め、沿線で開催される各種イベントがSonoligoで利用可能となることで、沿線地域に暮らす人々がより気軽に文化イベントに参加し、地域での暮らしがより一層豊かになることを目指す」と、新しい顧客との出会いの他、地域の暮らしの豊かさを向上させていくと業務提携の意義について語る。「さらに、イベント参加をきっかけとした公共交通機関による移動を促進し、コロナ禍以降注目を集めるマイクロツーリズムの発展から地域の多面的な活性化へもつなげていく」と、コロナ禍で遠のいた客足を戻し、新規顧客の送客につなげていきたい考えを示した。
「Sonoligoはサブスクなので、予約ごとに追加料金がかからないため、新しい文化体験・イベントに挑戦できる」と、Premium加入者が1ヵ月に合計5回利用すると(オペラやシャンソン、サッカー観戦、バスケットボール観戦、クラシック)、正規料金が3万4600円のところ2980円でイベントに参加できると強調していた。「Sonoligoを通じての新規顧客率は69.3%。新規顧客の多くがSonoligoで予約できたからイベントに参加したと回答している。つまり、Sonoligoは新規の消費者に新しい文化体験をする機会を提供するだけでなく、新たな需要を生み出していく」と、Sonoligoが普及することで、文化の存続・発展につながっていくのだと述べる。「気楽に文化イベントに参加できるため、公共交通機関の移動を促進し、地域での暮らしがより一層豊かになることを目指す」と、文化イベントの新規需要によって、移動機会の増加や地域経済の発展につなげていくと意気込んだ。
今回の業務提携の意義について、京王電鉄 経営統括本部 長期戦略チームの園部裕樹課長補佐と、西武鉄道 沿線事業本部 沿線事業企画部 沿線企画担当の松尾高弘課長補佐が発表した。「Sonoligoと当社の世界観がマッチングしたため、業務提携に至った」と語る園部課長補佐。「掲載予定イベントの『京王れーるランド』は、車両の運転体験コーナーや7000系と8000系の先頭車両のカットモデル、キッズコーナーなどが常設する家族で楽しめる施設となっている。こうしたイベントを掲載していくことで、Sonoligo利用者の移動を創出できればと考えている」と、Sonoligoへの期待について話していた。
松尾課長補佐は、「今回の業務提携によって、消費者が西武鉄道で気軽に外出できるような環境整備に貢献するほか、西武沿線来訪者の増加にともなう、地域活性化への貢献ならびに旅客収入への相乗効果につなげていく。さらに、沿線観光事業所の新規顧客創出ならびに稼働率向上を目指す」と、提携意義について語る。「西武沿線の施設『祭の湯』と『狭山スキー場』の参画の他、沿線の自治体・企業の開拓協力も行っていく」と、具体的な提携内容についても教えてくれた。
最後に遠山代表は、「新型コロナウイルス感染症の発生以来3年ぶりに行動制限のない今夏、コンサート鑑賞・スポーツ観戦・美術館などリアルで開催されるさまざまな文化イベントに月額定額制(サブスク)で簡単・リーズナブルに何度でも参加できるSonoligoを通じて、学生や社会人、ファミリーやシニア世代などが、思い思いに外出・イベントを楽しむ新しいライフスタイルを広げていく」と、関東全域において鉄道会社との連携を広げながら、今年中に関東エリアで200のイベントを掲載していきたい考えを示した。
Sonoligo Premiumは、会員(月額2980円)が好きなものを予約し、気軽に音楽イベントに行くことができるサービス。Sonoligo Premium会員になると、ジャズ、クラシック、スポーツ観戦、アート鑑賞をはじめとする多種多様なジャンルのイベントに行くことが可能になる。また、イベントの予約でつきまとう問題が「予約の煩雑さ」。ネットで予約して券売機に行って発券して・・・などと非常に手間がかかる他、キャンセルにも大変な作業を要す。しかし、Sonoligo Premiumでの予約はワンクリックですべて完了するとのこと。「予約する」ボタンをクリックするだけで、予約が完了する。イベント当日は会員専用のメンバーカードを表示することで、スムーズにイベントに参加が可能だという。予約をキャンセルしたい場合にも簡単な操作で可能となっている。
[プラン概要]
Premium:月額 2980円・イベント参加回数/月 無制限・最大同伴可能人数/1イベント 2人
Lite:月額 980円・イベント参加回数/月 2回まで・最大同伴可能人数/1イベント なし
Free:月額 0円・イベント参加回数/月 1回まで・最大同伴可能人数/1イベント なし
[関東エリアサービス開始日]7月23日(土)
Sonoligo=https://www.sonoligo.com/