チームラボ、長居植物園に夜の常設展「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」をオープン
アート集団チームラボは、大阪府大阪市の長居植物園において、夜の常設展「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」を、今年の夏にオープンする。
1974年に開園した長居植物園は、4月1日、植物が未来に向けて生き生きと成育できる環境をつくるため、樹木の間伐や根の成長を見越した配置換え(植替え)、土壌改良を経て再オープンした。長居植物園は、広さ約24万m2、約1200種類の植物が生い茂り、草花や木々が季節と共に移り変わっていく。
チームラボは、この空間を、自然のふるまいや人々の存在によってインタラクティブに変化し、過去、現在、未来が交差するアート空間に変えていく。
チームラボは、「Digitized Nature」というアートプロジェクトを行っている。非物質的であるデジタルテクノロジーによって、自然を破壊することなく「自然そのものが自然のままアートになる」というプロジェクトとのこと。
人間は、自分の人生より長い時間を認知できないのではないか、つまり、長い時間の連続性に対する認知の境界があるのではないかと考えているという。
人と自然との営みが続くことによる造形、その形が、長い時間を知覚できる形そのものであると考え、それらによって、長い時間の連続性に対する認知の境界に対する模索をしたいと思っているという。
チームラボは、時間を持つ存在をそのまま使い、「長い時間の連続性」を表現することを試み、現代においてもまた、この場所に意味を積み重ねていきたいと思っているとのこと。
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」では、昼間は植物園である場所が、夜になるとそのまま作品空間となる。その作品空間は、自然の中で吹く風や雨、そして、この場所に訪れる鳥や人々のふるまいの影響を受けながらインタラクティブに変容し、人々を自然とともに作品の一部、そして、長い時間の一部にしていくという。それによって、作品と人々と自然、自分と他者、過去、現在、未来が境界なく連続していく。
[チームラボ ボタニカルガーデン 大阪 概要]
オープン日:2022年夏オープン予定
場所:長居植物園(大阪市東住吉区長居公園1-23)