食事・レストラン

エスビー食品、フライパンで手軽に楽しめる商品や「オーガニック」に着目した商品など今年秋冬の新製品・リニューアル品を発売

2022.08.18 19:07 更新

 エスビー食品は、8月15日から順次、今年秋冬新製品・リニューアル品を発売する。7月28日に行われた新製品発表会では、環境に配慮した有機JAS認証のシリーズの有機スパイス・ハーブや、世界中で愛されている調味料メーカーの李錦記から、本格感と手軽さを両立する新たなチューブ調味料、「町中華」合わせ調味料シリーズ、動物性原材料不使用のサステナブルでヘルシーなカレー、発売中のシリーズ「料理家 栗原はるみさんと共同開発商品」などについて詳しく紹介した。

 「当社は“美味求真”を創業理念に掲げ、“食卓に、自然としあわせを。”を企業理念に、“地の恵み、スパイス&ハーブ”の可能性を追求し、美味しく、健やかで、明るい未来をカタチにする」と、エスビー食品 広報・IR室の浜元美和マネージャーが挨拶。「当社が展開する商品数は、約3000品目に及び、年間100品目以上の多彩な新商品を発売している」と、スパイス&ハーブ、即席、香辛調味料、インスタント食品その他、調理済食品のカテゴリから商品を展開しているのだという。「今年秋冬シーズンについては、“ニューノーマル”定着にともなう食シーンの変化への提案や、保守、自己投資の高まりへの提案、サステナブルな新しい食シーンへの提案を軸に新商品をラインアップする」と、来年で創業100周年と節目の年を前に、消費者のニーズを取り込んだ商品を提案していくと意気込んだ。

 次に、同 広報・IR室の風間茂行氏が今年秋冬の新商品について説明した。「洋風スパイス市場は、2017年比で昨年は120%伸長した。当社は124%伸長しており、市場をけん引している。また、当社の有機スパイスは、安全・安心への意識の高まりによって好調に推移している」と、有機食品に対して消費者の関心度は高まっていると指摘する。「そこで、『地の恵み』を活用したサステナブル・Well Beingの実現を推し進めるべく、『ORGANICシーズニング』を9月5日に発売する」と、「地の恵み スパイス&ハーブ」の提案領域を拡大すると力説する。「簡便ニーズを充足するシーズニングと有機を掛け合わせた商品を投入し、有機食品愛好者ならびに有機食品未経験の意向者にも受け入れられるメニューを提案し、間口を拡大する」と、エシカル消費への意識が高い人には有機食品と親和性が高いメニューを、有機食品への関心・憧れを持つ人に向けては日々の食生活で主菜となるメニューを展開していくと述べていた。

 「その他粘体香辛料は、しょうが・にんにくについて継続して伸長する有望なカテゴリとなっている」と、粘体香辛料サブカテゴリ別市場販売金額推移について解説する。「大根おろしは薬味や料理の材料として様々な用途で利用されていることから、粘体香辛料として『大根おろし』を新発売する」と、「もみじおろし」や「柚子こしょう」もリフレッシュ販売すると紹介した。

 「町中華については、幅広い年代で認知が進み、興味・関心も高まっている。一方、メニュー専用調味料については、ボリューム感、家族で食べる味わいの安心感、手軽に調理できることを重視している。そこで、店頭でのコンセプト・メニューの消費者視認性のアップや、メインターゲットの利用シーンに即した仕様変更を、町中華合わせ調味料で行う」と、主菜メニューのマンネリ解消ニーズへの対応を図るという。「合わせ調味料のニーズに即したラインアップの進化として『名店が監修する手軽に作れるボリュームおかず』を提案する」と、町中華人気の王道メニューの他、地元で愛される人気名物メニューも商品化するとのこと。「町中華合わせ調味料シリーズの新商品『にら豚』は、たっぷりのにら、キャベツ、豚肉を醤油ベースの甘辛いたれでさっと炒めた大分の名物料理となっている。にら豚の元祖ともいわれる大分県高城市の名店『王府』に監修してもらった」と、大分で愛される郷土料理を展開すると説明する。

 「新発売の町中華レトルト丼では、埼玉県上尾市の娘娘『スタカレー』と東京都芝大門の味芳斎『麻婆丼』を発売する」と、電子レンジ調理で町中華として有名なお店の味を家庭で楽しめるのだと教えてくれた。

 「『町中華で飲ろうぜ 豚バラ肉カレー』では、ベストオブ町中華カレーを目指した」と、グルメバラエティ番組とコラボした商品も発売するという。

 「『栗原はるみ わたしのカレー』は、炒め玉ねぎの凝縮された甘味と、2種類のブイヨンの旨味と香りが特長の商品となっている」と、料理家の栗原はるみ氏と共同開発した商品を新発売する。「これまでの高価格帯カレールウのレストラン品質の本格感や上質な素材とは異なる、料理家の栗原はるみ氏ならではの安心感や特別感で差別化し、市場の活性化を図る」と、基幹ブランドの価値向上を提案していくと訴えた。

 「スパイス&ハーブを提案する当社だからこそできる美味しさや付加価値で、日常の食の選択肢となるプラントベースフードを提案し、市場の活性化を図るべく『With Plants』を発売する」と、新たな領域の商品を展開すると意気込む。

 「消費者の実態およびニーズに則して、素材の美味しさと栄養素の価値を訴求し、一般的なメニューのプラントベース化によって、日常の食の選択肢としてトライアル誘引を図る」と、プラントベースだからこその美味しさを追求したラインアップで展開すると紹介した。

 「魅惑の味わいを手軽に加えられるラーメン関連調味料として、やみつき麵用トッピングを強化する」とのこと。「『やみつき にんにく背脂』をリニューアルし、『やみつき とんこつ辛味噌』を新発売する」と、既存商品のブラッシュアップと新商品の投入で市場を拡大すると意気込む。「店頭では、インスタントラーメンとの関連販売で、人気のガッツリ系メニューを想起させる」と、外食店のような個性や特別感を手軽に付加できる商品としてアピールしていく考えを示した。

 同 スパイス&ハーブマスターの遠藤由美氏が、「ORGANICシーズニング」について詳しく説明した。「スパイス&ハーブは、香りをつけたり、においを消したり、辛みをつけたり、食卓を美味しい色で彩ってくれる」と、スパイス&ハーブの3つの作用について紹介。「“スパイスとハーブはS&B”を貫いてきた当社では、安全・安心・環境に配慮し、『オーガニックスパイス』シリーズ65品を販売している」と、スパイス&ハーブは同社を象徴する商品としてラインアップしていると話す。「今回、サステナブル・Well Beingを実現するべく『地の恵み スパイス&ハーブ』を活かした『ORGANICシーズニング』を新発売する」と、化学的に合成された農薬や肥料に肥料に頼らないことを基本とし、環境への負荷をできる限り少なくする方法で栽培された有機スパイス・ハーブを使用した商品なのだと説明する。

 「当社の調査によると、比較的若い世代が有機食品に注目している。エシカル消費・有機野菜などに興味があり、積極的に有機を取り入れているグループと、有機に興味、憧れがあり、毎日の食事の中で手軽にチャレンジしたいと思っているグループに分けられる」と、若年層を中心とした有機食品への興味・関心の高まりを受けて新商品を発売するのだと力説する。「野菜を美味しく食べたい。せっかく、有機栽培の野菜を購入したのだから、調味料にもこだわりたいという消費者に向けて『ORGANICシーズニング』では、6種の商品を展開する」と、野菜に合わせるだけでなく、肉や魚にも使える商品をラインアップするという。「健康にも環境にも良いメニューを通じて、美味しくて、健やかで、明るい未来を創造していく」と、これからも食卓に、自然としあわせを届けていくのだと訴えた。

[小売価格]
ORGANICシーズニング:各180円
大根おろし:125円
お徳用もみじおろし:325円
もみじおろし:125円
柚子こしょう:125円
町中華合わせ調味料:各200円
町中華レトルト丼:各240円
町中華で飲ろうぜ 豚バラ肉カレー:240円
With Plants パウダールウ:各300円
With Plants レトルトタイプ:270円~300円
やみつき にんにく背脂:350円
やみつき とんこつ辛味噌:350円
(すべて税別)
[発売日]
ORGANICシーズニング:9月5日(月)
大根おろし:9月5日(月)
お徳用もみじおろし:9月5日(月)
もみじおろし:9月5日(月)
柚子こしょう:9月5日(月)
町中華合わせ調味料:8月15日(月)
町中華レトルト丼:8月15日(月)
町中華で飲ろうぜ 豚バラ肉カレー:8月15日(月)
With Plants パウダールウ:8月15日(月)
With Plants レトルトタイプ:8月15日(月)
やみつき にんにく背脂:8月15日(月)
やみつき とんこつ辛味噌:8月15日(月)

ヱスビー食品=https://www.sbfoods.co.jp/


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