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ダイキン工業、「節約・節電に関する実態調査」の結果を発表

2022.12.14 17:45 更新

 ダイキン工業は、電気料金が高騰している中、冬本番を迎えるタイミングで行われた12月1日からの節電要請を受け、全国530名の20歳~60歳代の男女を対象に「節約・節電に関する実態調査」を実施した。その結果、物価高や電気代上昇から家計の負担増加を実感している人は約9割に達した。また、節約したい費用の第1位は「電気代/ガス代/水道代」となった。

 昨今の円安や燃料費高騰によって、食品をはじめ様々なものの値段が上がっている。電気料金は最高水準に達し、さらなる値上げも検討される中、電力消費が年間で最も大きくなる冬本番を迎えようとしている。これまで以上に家計への負担が想定される今冬、節約・節電は多くの人の関心事になっている。

 今回の調査で、9割以上の人が物価高や電気代上昇によって家計への負担増加を実感し、節約のために多くの工夫をしていることがわかった。中でも「電気代/ガス代/水道代」といった光熱費の節約が特に求められ、光熱費節約のために約85%もの人が暖房器具の使い方を工夫しようと思っている実態が明らかになった。また、自宅で使用している暖房器具を聞いたところ75%の人が「エアコン」と回答し、最も多い結果となった。この冬、上手に節電に取り組むにはエアコンの使い方の工夫が一層重要になりそうだ。

 では、電気代高騰の環境下での冬本番に向けて実施した「節約・節電に関する実態調査」の内容とともに、家庭で取り組んでもらいたいエアコン暖房の上手な使い方について紹介する。

 様々なものの値段が上昇している中、家計への負担増加を感じているか聞いたところ、56.6%の人が「とても感じている」と回答した。「少し感じている」(35.9%)と合わせると、合計で9割以上の人が負担増加を感じているようだ。

 家計の中で節約したいと思っている費用の種類を聞いたところ、最も多かった回答が「電気代/ガス代/水道代」(62.6%)でした。毎月多くの品目の値上げが目立つ食料品ですが、そのような「食費」(48.3%)を抑えての首位になった。「電気代/ガス代/水道代」を節約したい人の割合は、対象の全ての性年代において1位になった。特に40代女性では77.4%と高く、様々な支出が増えやすい年代ほど光熱費の負担が重くのしかかっていると考えられる。

 節約・節電のために実際に行っている具体的な工夫を聞いたところ、最も多かった回答は「使わない照明や家電の電源を消すようにしている」(46.6%)だった。このほか上位には、「特売の食品を買ったり、品数を減らしたりしている」(42.5%)、「外食の頻度を減らしている」(38.9%)、「買い物で使えるポイントを積極的に貯めている」(38.3%)、「夏は薄着、冬は厚着をするようにしている」(30.0%)などが挙がりました。日常の生活の中で少しでも支出を抑えようという様々な工夫が行われていることが見られる。

 今年の夏の電気代について、思っていたより高かったと感じたかを質問したところ、64.5%の人が「高いと感じた」と回答した。電気代上昇が続いていたことと、猛暑によってエアコンなどの機器を使う機会が多かったことが影響し、多くの人が電気代の高騰を実感したと考えられる。

 また、夏と冬でどちらの電気代の方が高いと思うかを聞いたところ、29.8%が「夏の方が高い」、18.3%が「同じくらいだと思う」と回答。合計で約半数(48.1%)が夏の方が高いもしくは同程度という回答をした。しかし、実際は冬の方が電力消費量は上がる傾向にある。また、10月から電力大手10社すべてで電気料金が最高水準に達している。今年の夏以上に冬の電気代は高くなると想定され、冬本番への節電対策が重要となる。

 冬に使用する暖房器具には様々なものがありますが、自宅で使用している暖房器 具 を 聞いたところ、75.1%の人が「エアコン」と回答した。最も多くの人が活用し、生活インフラとなっているエアコンだからこそ、改めて使い方を見直し、ムダな電力消費を抑えることが大切だといえる。

 また、エアコンは空気中の熱を効果的に利用して室内の温度を調節する「ヒートポンプ」技術を活用している。一見、エアコンの消費電力が大きくなりがちですが、ガスや石油等の化石燃料を燃やす暖房と比べて省エネ性が高く、温室効果ガスの排出量を少なくすることもできる。

 冬本番を迎えるにあたり、この冬に光熱費節約のため暖房器具の使い方を工夫しようと思うか聞いたところ、暖房器具を使用している人のうち85.2%もの人が「工夫しようと思っている」と回答した。暖房器具による節約・節電方法に多くの人が関心を寄せていると思われる。

 一方で、「工夫しようと思わない」(14.8%)と答えた人に対し、その理由を聞いたところ、「節約よりも快適性を重視して生活したいから」(38.2%)が最も多い理由で、次いで「効果がわかりづらい/効果が小さいと感じるから」(17.1%)、「工夫のしかたがわからないから」(14.5%)という回答が挙がった。

 節約・節電というと我慢するイメージがあるが、そうとも限らない。暖房器具は使い方によって、本来の性能を発揮できずに電力をムダに消費してしまっていることもあるのだとか。上手な使い方を知って普段の使い方を見直し実践することが、節約・節電のための近道だという。

 

 以上、今回の「節約・節電に関する実態調査」の内容について紹介してきた。電気代高騰の中、電力消費量が最大になる冬本番を迎えようとしている。家計負担軽減のために、この冬は節約・節電に取り組んでもらえればと思う。中でも重要なのが、最も多くの人が使用している暖房器具であるエアコンの使い方だとか。使い方次第で簡単に大きく電力消費を抑えることができるとのこと。以下では、エアコン暖房使用時の具体的な節約・節電の方法について紹介しよう。

 エアコンの設定温度は消費電力に大きく関わり、設定温度を1℃下げると約10%の節電になるとされている。暖房時の室温は、健康的な暮らしをする上での最低限の温度とされている18℃以上(エアコンの設定温度ではなく、室温が18℃以上になっている状態)を目安として、寒く感じる場合は少し厚着をするなどで調整しよう。寒さを感じやすい首・手首・足首などをタートルネックやレッグウォーマーなどで保温するのもおすすめとなっている。

 人の体感温度は湿度によって変わる。冬時期は意識的に加湿することで体感温度を上げることができる。湿度の目安は40%~60%。湿度が40%を下回るとウイルスが活発化したり、60%を超えるとカビやダニが繁殖しやすくなったりするといわれている。加湿器や加湿空気清浄機、加湿できるエアコンなどを使って上手に湿度コントロールしよう。湿度を保って体感温度を上げることで、エアコンの設定温度の上げ過ぎも抑えられる。

 暖かい空気は上昇する性質があるため、室内の天井側と床側には温度ムラができやすくなる。一般的にエアコンの温度センサーは室内機にあり、天井側の空気が設定温度に到達すると、床側がまだ暖かくなっていなくても運転を弱めてしまう。こうした場合にエアコンの設定温度を上げて床側を暖めようとすると、その分、消費電力が増加する。空気清浄機、サーキュレーター、扇風機などで天井と床の空気を撹拌し、温度ムラを抑えよう。特に加湿空気清浄機を使用すれば、空気の撹拌と加湿、空気清浄を同時にできるので一石二鳥だという。

 エアコンは、寒い部屋を一気に暖める時に、多くの電気を使う。設定温度まで暖めた後、その設定温度を維持している時は、寒い部屋を暖める場合と比べてとても少ない電気ですむ。「部屋が暖かくなったらエアコンを止め、寒くなったら再びスイッチを入れる」というように、こまめにスイッチの入切を繰り返して温度調節を行うと、節電のつもりがかえって電気のムダ使いになる場合がある。部屋にいる時はスイッチの入切を控え、エアコンの温度調節機能に任せるのがおすすめだとか。

 エアフィルターは、空気中のホコリが室内機の内部に入らないようにするための部品。エアコンを長時間使った分だけエアフィルターにはホコリが堆積する。ホコリをそのままにしておくと、風の通りが悪くなり、消費電力の増加につながる。また、エアフィルターのホコリを放置することで、ホコリがエアフィルターの内側に入りやすくなり、熱交換器の汚れやニオイ、ドレン配管の詰まりにつながる場合もある。なお、エアフィルターの自動掃除機能が搭載されたエアコンには、ダストボックスが格納されたタイプもあるので、ダストボックスの手入れも忘れずに行うようにしよう。

 エアコンは機種によって省エネ性が異なる。省エネ性が高いほど年間にかかる消費電力量が抑えられ、環境負荷や電気代も変わってくる。エアコンの省エネ性や消費電力量は各メーカーのカタログなどで確認できる。省エネ性の高さは「通年エネルギー消費効率(APF)」(年間を通じてエアコンを使用したとき、1年間に必要な冷暖房能力を、1年間でエアコンが消費する電力量(期間消費電力量)で除した、性能評価指標。この値が大きいほど省エネ性が高い(日本冷凍空調工業会ホームページから))や「省エネ基準達成率」(省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)に基づいて定められた製品(特定機器)ごとに設定されている省エネ性能の目標基準値を、どのくらい達成しているかを%(パーセント)で表したもの(日本電機工業会ホームページから))が目安になる。年間にかかるおおよその消費電力量は「消費電力量期間合計(年間)」(エアコンの期間消費電力量について(日本冷凍空調工業会ホームページ))が目安で、これに「31円」(新電力料金目安単価(税込)(令和4年7月改定 全国家庭電気製品公正取引協議会))を掛けると、大まかな年間の電気代も算出できる。エアコンは10年間の使用を想定して設計されている。次に買い換える時までの消費電力量や電気代をあらかじめ計算し、「環境」「快適性」「費用(初期費用と電気代)」の観点でエアコンを選ぶことも大切となる。

[調査概要]
調査名:節約・節電に関する実態調査
調査期間:11月24日(木)~11月25日(金)
調査対象:全国の男女530名
調査方法:スマートフォンリサーチ

ダイキン工業=https://www.daikin.co.jp/


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