花王、ヘアケアブランド「エッセンシャル」の中核ライン「Essenti al THE BEAUTY」から髪悩みに応じたトリートメント3品を発売
花王は、9月10日に、花王ヘアケア主力ブランド「エッセンシャル」の中核ライン「Essential THE BEAUTY(エッセンシャル ザ ビューティ) 」から「Essential THE BEAUTY 髪のキメ美容ウォータートリートメント」をはじめ、髪悩みに応じたスペシャルなトリートメント3品を発売する。7月26日に行われたオンライン発表会では、「Essential THE BEAUTY」からスペシャルなトリートメントを発売するに至った背景や新技術「持続型ウォーターヴェール」について紹介した。
「昨年秋にEssential THE BEAUTY 髪のキメ美容シリーズを発売。累計出荷本数は800万本を突破し、トリートメント販売金額は前年比190%と多くの消費者から好評を得ている」と、花王 ヘアケア事業部の小林達郎シニアマーケターが挨拶。「昨今のマスク生活を経て、髪をもっと楽しもうという意識が上昇している」と、最近1年の美容院でのブリーチ経験数も格段に上昇していると訴える。「一方で、髪のおしゃれは楽しみたいが、髪が痛んできれいに見えるか不安という人も少なくない」と、ブリーチによる髪へのダメージを心配する人は多いのだと指摘する。
「そこで当社では、きれいな髪のカギは、表面・内側ともに髪の流れを整えて髪のキメを揃えることと考えた」と、髪のキメ美容が誕生した経緯について説明する。「髪のキメ美容とは、あらゆる美しい髪につながる、キレイの土台と位置づけている」と、美しい髪をキープするために必要な要素なのだと教えてくれた。
「この髪のキメ美容で積極的に髪のオシャレを楽しんでもらうべく、『Essential THE BEAUTY 髪のキメ美容ウォータートリートメント/バリアトリートメント』を新発売する。『Essential THE BEAUTY 髪のキメ美容ウォータートリートメント』は洗い流さないトリートメントで、持続型ウォーターヴェールによって、感動的なつるサラ髪が1日続く」と、指が止まることがないつるサラ髪に導くトリートメントなのだと紹介する。「持続型ウォーターヴェールが髪全体に密着することで、ブリーチ髪でもなめらかな指どおりが1日続く」と、髪のキメが揃った状態をキープしてくれる技術が盛り込まれたトリートメントなのだと教えてくれた。「『Essential THE BEAUTY 髪のキメ美容バリアトリートメント』は洗い流すトリートメントで、雨の日も、乾燥した日も、キレイを守るバリア発想のトリートメントになっている」と、浸透美髪バリア処方を搭載したトリートメントなのだと解説していた。
「今回、圧倒的な効果実感とユニークなパッケージを生かし、消費者の感動体験を創出し拡散していく」と、洗い流さないトリートメントは“#マーメイド髪水”、洗い流すトリートメントは“#髪を守るバリア”をキーワードにコミュニケーションを行っていくとのこと。「髪のオシャレは楽しみたい。だけど、髪が傷んでしまいそう、自分に似合うのか、うまくいくのか、ちょっと不安という人々に、Essential THE BEAUTYは、髪のキメがそろった美しさで一人ひとりの可能性を応援していく」と、ヘアケアを通じて、一人ひとりの可能性を広げたいと訴えた。
「今年秋の新製品は、雨の日、乾燥した日もキレイを守る『Essential THE BEAUTY 髪のキメ美容バリアトリートメント』。感動的なつるサラ髪が1日続く『Essential THE BEAUTY 髪のキメ美容ウォータートリートメント』。翌朝から変わる毛先までツヤめく『Essential THE BEAUTY 髪のキメ美容プレミアムヘアオイル』の3品となる」と、Essential THE BEAUTY 髪のキメ美容シリーズのトリートメントラインアップについて教えてくれた。
次に、同 ヘアケア研究所の早間美由紀主任研究員が新製品の技術特徴について説明した。「当社は頭皮・毛髪研究を長年行い、2000年以降でも400件以上を学会や論文で発表してきた」と、髪・地肌の本質研究を行ってきたと胸を張る。「美髪・ツヤ研究は1970年代から継続的に実施し、毛揃い研究、表面摩擦研究などを通じて、実感あるケア機能を追求してきた。こうした研究の積み重ねから髪のキメ美容として毛流れを整える技術を開発した」と、長年の研究によって誕生したのが髪のキメ美容なのだと強調する。
「キレイと感じる髪とは、ツヤがあり、毛先までまとまっていて、しっとりなめらかで、指通りがよく、扱いやすい髪と定義している。キレイと感じる髪の表面は凹凸が少なく整っていて、毛髪の表面で光が一方向に反射する」と、艶やかでキレイな髪の特徴について語る。「キレイと感じる髪の断面は、均一に乱れなく配列して束を形成している」と、なめらかでまとまり、パサつかないのだと訴える。「つまり、キレイな髪のカギは、表面・内側ともに髪の流れを整えて、髪のキメをそろえること」と、キレイな髪のポイントについて説明した。
「近年、ヘアカラー率は上昇し、ヘアアイロン・コテの使用率も上昇している。ブリーチやアイロンによって、キューティクルがダメージ・喪失していると思われる」と、ブリーチやアイロンによって、髪が傷んだ状態にあると指摘する。「キューティクルは指通り、毛流れ、毛揃いやまとまりにつながり、髪を守っている。このため、キューティクルを喪失すると、指通り、毛揃い、まとまりが悪くなり、髪のキメがそろわない」と、キューティクル喪失による影響について警鐘を鳴らす。「キューティクル喪失部位は、トリートメント成分が吸着しづらく、持続しない」と、キューティクル喪失部のケアは難しいのだと力説する。
「近年のヘアダメージは、ダメージレベルの異なる部位が頭髪全体に混在している」と、部分的なケアではなく、髪全体でのケアが必要なのだと訴える。「新技術の開発ポイントとして、一般的なトリートメント成分はキューティクル喪失部分には吸着しづらく、持続しない。しかも、根元から毛先まで髪全体のダメージムラを均一にケアする必要がある」と、問題点を列挙。「ムラなくなじませられ、根元からつけてもべたつかないウォーターベースの剤を活用してキューティクル喪失部分を含め、髪全体をまるごと覆う膜を形成する技術を開発した」と、新技術の着眼点について説明する。
「そして、新技術“持続型ウォーターヴェール”を開発。ダメージの有無・程度によらず極薄で均一に被覆する」と、全体を均一に覆う膜が持続するので、髪が生まれ変わったかのような“つるサラ髪”が1日続くのだと説明する。「持続型ウォーターヴェール技術では、滑らかな被膜で覆うので、海水につけてもからまない」と、海水実験の結果も示してくれた。「さらに、キューティクル喪失毛の表面潤滑性を大幅に改善。キューティクル喪失毛だけでなく健康な毛髪の表面もさらに指通りが向上する」と、髪表面の潤滑性も改善するとのこと。「また、従来技術は洗髪すると落ちてしまうため、表面の潤滑性は持続しないが、持続型ウォーターヴェール技術は、ネットワークを形成し、膜で覆うので持続する」と、シャンプー後もケアが続くのだと教えてくれた。
[小売価格]設定なし
[発売日]9月10日(土)