血液のデトックスを担う腎臓の働き
2022.11.25 22:02 更新
▽肝臓で解毒された物質は、血液にのって腎臓へ運ばれます。腎臓は、インゲン豆のような形ををしており、大きさは握りこぶし程度です。腰の少し上の高さにあり、背骨の両側に一つずつ存在しています。主に血液に含まれている肝臓で無害になった物質や老廃物を尿にして排出する役割を担っています。すなわち、腎臓は血液のデトックスを行う臓器といえます。では、どのようにして不要なものを体外へ排出しているのでしょうか。
まず、肝臓から送られてきた血液は、腎臓の輸入細動脈を通り糸球体へ運ばれます。糸球体はろ過装置になっており、糸球体の網目で血液をろ過していきます。この時、血液に含まれているタンパク質や血球などの大きな物質はろ過されず、電解質やグルコース、老廃物の尿素、尿酸、クレアチニンなどがろ過されます。