体内に溜まったアンモニアの悪影響
2022.11.08 22:07 更新
▽私たちは毎日さまざまな食べ物を摂取しエネルギーを得ています。その中で、食べ物から摂取したタンパク質や体内のタンパク質が分解されると、体にとって悪影響を及ぼす「アンモニア」がつくられるそうです。タンパク質を構成するアミノ酸は、炭素・水素・酸素の他に窒素(N)を持っています。この窒素を分解する過程で発生するのがアンモニア(NH3)とのこと。
通常、アンモニアは、肝臓で無害な尿素に分解されますが、肝機能障害があり解毒がうまくできない場合は、血中のアンモニア濃度が高くなり、脳内に入ってしまいます。すると、神経障害を起こし「肝性脳症」と呼ばれる疾患を発症します。肝性脳症を発症すると、意識障害や異常行動、はばたき振戦などの神経症状が現れるそうです。