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本格的な消化に欠かせない十二指腸の役割

2022.10.03 22:23 更新

▽十二指腸は、胃から続く小腸の始まりの部分であり、胃でおかゆのようになった食べ物が本格的な消化を受ける場所とされています。長さは約25cmであり、その長さを指の太さで例えると12本分あると表現されたことから、この名前がついたそうです。十二指腸全体は丸いカーブ状になっており、ちょうど内側で膵臓の頭部を抱え込むような形になっています。

十二指腸では、胆汁と膵液が分泌され、本格的な消化が行われます。胆汁は肝臓でつくられた後、いったん胆のうに蓄えられてから分泌されます。胆汁には消化酵素は含まれていませんが、脂質を乳化する力があり、脂質の消化を助けるとのこと。一方の膵液は、膵臓でつくられる消化液で、糖質、タンパク質、脂質の三大栄養素すべてを分解します。


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