酸化されやすい食品に注意を
2022.09.27 20:45 更新
▽私たちが生きていくうえで、空気中の「酸素」は欠かせない存在です。しかし、酸素は様々な物質と結びつくことにより「酸化」反応を起こし、物をサビつかせたり劣化させたりします。この酸化は、食品中や調理で起こる場合と体内で起こる場合があるとのこと。両者ともに、主に酸化されるのは「油(脂)」です。
食品中や食用の油(油)、体内の脂質が酸化されると「過酸化脂質」に変化していきます。過酸化脂質は、大量に摂取すると腸管組織を傷つけて下痢などを引き起こす非常に毒性の高いものだとか。通常、摂取した過酸化脂質は、大部分が消化管で分解されたり還元されたりすることで毒性は弱められますが、摂取量が多くなるとそのうち数%は体内に吸収され、細胞の機能にも影響を及ぼし、美と健康を脅かしていくとのこと。