エディターズダイアリー

臓器の中で最も長い「小腸」

2022.09.20 22:28 更新

▽口から取り込んだ栄養素のほとんどを吸収する役割を担う小腸は、十二指腸・空腸・回腸の3つの部分からなり、成人でおよそ6~7mもの長さを持つ消化管です。人の体内で最も長い臓器ですが、体の中では腸管の筋肉により3mほどに縮んでいるとのこと。空腸は十二指腸から続く部分で、小腸の約5分の2を占め、回腸はそれに続く約5分の3を占めています。

空腸と回腸という分け方は、解剖学的なもので、構造的な違いはほとんどないのだとか。空腸の「空っぽの腸」というのも、遺体解剖の際に空の状態のことが多いことからついた名前とのこと。いずれも、その大きな役割は、通過する食べ物の栄養素を吸収することです。


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