▽私たちは普段、動いたり頭を使ったりしていない時でも体の状態を維持するためにエネルギーを使っています。エネルギーをつくる主な材料は、食べ物の中に含まれる糖質や脂質です。食事をとると、糖質が小腸で分解されてブドウ糖になり、血液中に吸収されます。そして、ブドウ糖の量が増えてくると、血液中のブドウ糖の量を減らすインスリンというホルモンがすい臓から放出されるようになります。
ブドウ糖とインスリンは、血液の流れに乗って脳にいき、満腹中枢の神経細胞の働きを活発にして、摂食中枢の働きを抑えるとのこと。活発になった満腹中枢の神経細胞は、食べることを抑えるように脳や体の各部分に信号を送るそうです。