むくみはなぜ起こる?
2022.08.05 22:41 更新
▽女性の大きな悩みの一つである「むくみ」。よく、顔がむくむ、足がむくむといいますが、むくみはなぜ起こるのでしょうか。むくみとは、細胞と細胞の間に組織間液という水分が溜まる状態をいうとのこと。血管の中を流れている血液の一部が、血管の壁を通って血管の外に出たものが組織間液になるそうです。組織間液は、細胞に栄養素や酸素を配ったり、細胞が活動してできた老廃物を運ぶ重要な役割をしています。
動脈から染み出してきた組織間液は、細胞のまわりで仕事をした後、静脈の壁を通って血管に戻りますが、戻り切れなかった水分は、リンパ管を通って排出されます。通常、むくみは組織間液の量が多くならなければ発生しないとのこと。しかし、染み出た組織間液の量が多くなるか、静脈やリンパ管が回収する組織間液の量が少なくなることによって、むくんだ状態になるそうです。