DNAからタンパク質ができるまで
2022.08.24 20:56 更新
▽DNAはタンパク質をつくるための設計図とされています。DNAは細胞の核の中に存在しますが、タンパク質の合成をするリボソームは核の外にあります。DNAは大切な遺伝情報を含んでいるため、核の外に出すことはできません。そのため、RNAというDNAのコピーをつくります。このことを「転写」というそうです。RNAは核の外に出ることができるため、リボソームに向かい、RNAの情報をもとにタンパク質がつくられます。このことを「翻訳」というそうです。
DNAの遺伝情報はどの細胞も同じであるため、RNAにコピーする際には、遺伝情報の中からつくりたいタンパク質の情報のみを選ぶとのこと。これにより、筋肉があるところには新しい筋肉を構成する「アクチン」「ミオシン」、皮膚があるところには新しい皮膚を構成する「コラーゲン」といったその場に適したタンパク質の設計図をつくることができるそうです。