エディターズダイアリー

寝る前の飲酒とコーヒーの注意点

2022.06.07 23:05 更新

▽どうしても寝付けない時にはお酒を飲んで、アルコールを睡眠薬代わりにして眠っているという人もいると思います。アルコールを飲むと、通常よりも成長ホルモンの分泌が増加する最初のノンレム睡眠の時間が長くなるため、一見よい作用があると思われがちですが、最初のノンレム睡眠の後のレム睡眠まで長くなってしまうことから、夜中に目が覚めやすくなってしまうというデメリットが発生するとのこと。

また、摂取したアルコールは、肝臓で分解されますが、分解の過程でアセトアルデヒドという物質に変化します。アセトアルデヒドは交感神経を活性化させる働きがあるため、休んでいる状態の脳を覚醒させ、中途覚醒や早朝覚醒を引き起こしやすくなるそうです。アルコール依存症の人は、うつ病を合併することも多く、さらなる不眠を招く悪循環に陥る可能性もあるとのこと。寝る前の飲酒は適量を守るようにしましょう。


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