エディターズダイアリー

微量でも生命に必要不可欠なミネラル

2022.05.30 20:41 更新

▽栄養学でいうミネラルは、体内を構成する元素のうち、炭素、酸素、水素、窒素を除く、残りの約5%を占める元素のこと。ミネラルには、ビタミンと同様、人が生きていくうえで必要なさまざま機能があります。例えば、カルシウムやリンは骨や歯を形成するなど体の構成成分となるそうです。他には、ナトリウムやカリウムのように体液の浸透圧などの体内の環境を保つものもあります。

ミネラルの中でも、体内で多くの量を必要とするカルシウムは、ビタミンDがないと十分に吸収されないとのこと。カルシウムは、小腸の上皮細胞(栄養吸収細胞)の内側と外側の濃度差によって自然に吸収されるだけでなく、カルシウムイオン専用の通り道を使って積極的に吸収されるそうです。この通り道をつくるのにかかわるのがビタミンDとされています。


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