アクネ菌とニキビの関係は?
2022.05.06 22:15 更新
▽アクネ菌は、ニキビの中にいる特徴から、英語でニキビを意味する「アクネ」と名付けられた細菌とのこと。アクネ菌は、皮膚常在菌の一種で全身に存在しますが、皮脂が多い顔やその周辺、特に毛穴に多く生息しているそうです。常在菌であるため、ニキビがほどんどできない人にも存在しているとのこと。
一般的に「ニキビの原因菌」というイメージが強いアクネ菌ですが、実は多くのアクネ菌は人間の役に立つ細菌とされています。アクネ菌は、表皮ブドウ球菌と同様に、皮脂を分解し皮膚を弱酸性に保つ働きにより、悪玉菌から肌を守るとのこと。しかし、生活習慣やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどの要因で、皮脂の分泌増加や角質の劣化が発生すると、毛穴が皮脂で詰まりやすくなるそうです。