口の中にも潜んでいる悪玉菌
2022.04.26 22:10 更新
▽私たちの口や歯は、食べ物を食べる、話す、呼吸する、表情をつくるなど、美と健康を支えている大事な器官です。口の中には、様々な常在菌が存在し、口腔内の環境を保っているとのこと。成人では、数百種類もの細菌が口腔常在菌叢を形成しているそうです。唾液1mL当たり数百万~数億個の細菌が生息し、その総数はきちんと歯磨きする人でも1000億~2000憶程度、歯磨きをせず歯垢などがあると4000億個~1兆個にもおよぶ細菌がいるといわれています。
口腔内常在菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分かれており、菌同士が勢力争いを繰り広げ、固有のバランスを保ちながら生息しているそうです。この中でも、口腔内の環境を乱すのが悪玉菌で、その代表なものとして、虫歯を引き起こす「ストレプトコッカス・ミュータンス菌」と、歯周病を引き起こす「ポルフィノモナス・ジンジバリス菌」が潜んでいるとのこと。