エディターズダイアリー

胎児に栄養を届ける胎盤の役割

2022.04.22 22:35 更新

▽胎児は、自分で呼吸も食事もしないとのこと。そのため、酸素と栄養はお母さんから受け取ることになります。しかし、お母さんの血液は、胎児のなかに流れ込まないそうです。それは、お母さんと赤ちゃんの血液型が異なるケースがあることからもわかります。では、どこで栄養と酸素を受け取っているのでしょうか。それが、胎盤の役割とのこと。

胎盤は円盤状をしていて、胎児の成長とともに大きくなり、妊娠末期には直径15~20cm、厚さ2~3cmくらいになります。一つの受精卵を約10ヵ月後には約3000gの重さの命に育て上げる重要な役目を担っているそうです。胎盤の解剖図を見ると、その構造も絨毛構造になっていて、植物の根っことよく似ているとのこと。胎盤が根っこで、そこにへその緒という茎があって、その先に胎児という実がなっている構図です。


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