活性酸素から脳を守るには
2022.04.12 19:40 更新
▽脳は、身体の中でも特に活性酸素の影響を受けやすい器官といわれています。必要とするエネルギー量が多い脳は、体が消費する全酸素の20%を使うことでエネルギーを作り出しているとのこと。突出して酸素の使用量が多いため、ほかの器官と比べて圧倒的な量の活性酸素が生じることになるそうです。また、脳はもともと抗酸化酵素が不足気味な器官とされています。
さらに、脳はきわめて酸化しやすい脂肪でできています。活性酸素による脂肪の酸化は、あらゆる物質と反応し、最も強い酸化力を持つ「ヒドロキシルラジカル」を生み出すとのこと。このヒドロキシルラジカルや一重項酸素と呼ばれる活性酸素は、一度できてしまうと抗酸化酵素も役に立たないのだとか。これらの凶悪な活性酸素を消去するには、食品に含まれる抗酸化物質がどうしても必要になるそうです。