血液サラサラのために摂りたいEPA・DHA
2022.04.08 20:00 更新
▽健康を維持するためには、体に流れる血液をサラサラにしておくことが大切とされています。血液の約55%は血漿であり、その約90%を水が占めているとのこと。そして、血漿の残りの約10%を糖や脂質、たんぱく質、電解質(ミネラル)、ホルモンなどが占めているそうです。血液全体で考えれば約5.5%となります。このわずか数%ほどの物質の内容に偏りがあったり、また、割合が少し増えるだけで血液はドロドロになり動脈硬化につながってしまうとのこと。
血液をサラサラにするためにおすすめの栄養素として、「EPA」「DHA」があります。不飽和脂肪酸の中でもn-3系(オメガ3)脂肪酸であるEPAやDHAは、血液をサラサラにして動脈硬化の予防に良いとされています。その理由は、EPAやDHAが、肝臓において脂質の合成量を低下させるためです。その結果、肝臓から送られる中性脂肪の量が減り、血液中の中性脂肪の値が下がるため、血液がサラサラになると考えられています。さらに、EPAは血小板凝集抑制作用をもつため、血栓をできにくくする効果も期待できるとのこと。