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「ゴースト血管」が引き起こされる要因とは

2022.03.10 20:34 更新

▽毛細血管は、その細さから老化によって働きが衰えると、最終的には消滅してしまうとのこと。これを通称「ゴースト血管」と呼ぶそうです。毛細血管が消滅してしまうと、全身の細胞へ酸素や栄養素を行き届けることができなくなり、老廃物もたまったまま回収されなくなってしまいます。すると、シミやシワなどの肌トラブルから冷え性や身体のコリ、傷み、さらには認知症などあらゆる不調や疾患を招くようになるそうです。

ゴースト血管は、血液の巡りが悪くなり毛細血管への血流が滞ること、また細胞壁の損傷により引き起こされるといわれています。毛細血管は、内側が内皮細胞、外側が壁細胞とう構造をしているとのこと。通常、毛細血管の壁細胞から「アンジオポエチン-1」という物質が分泌されており、これが内皮細胞にあるTie2(タイツー)という受容体を活性化させることで、内皮細胞同士はピッタリと密着しています。さらに内皮細胞と壁細胞も接着し、血液がスムーズに流れていくとのこと。


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