玄米・米糠 発酵食品が炎症発がんとがんの悪性化を抑制
2022.03.03 18:46 更新
▽鳥取大学医学部 岡田太教授らが行った「玄米・米糠 発酵食品(学術名FBRA)炎症発がんとがん悪性化(転移能獲得)を抑制する研究成果」が、学術誌 Journal of Functional Foods(Volume 88, January 2022, 104907)に掲載されたという。
これまでの研究で、玄米・胚芽・表皮を麹菌で発酵させた玄米・米糠 発酵食品(FBRA)には、炎症を抑制する作用や多臓器での化学発がんを抑制する作用があることを示してきた。近年の医学の進歩によって、がん患者の生存率は伸びてきているが、がんの転移はいまだに大きなリスク因子となっている。そこで、玄米・米糠 発酵食品(FBRA)の摂取による炎症発がんの抑制作用、がんの悪性化(転移能獲得)を抑える作用について検討したという。