加齢臭が発生する原因とは?
2021.12.03 22:17 更新
▽中高年になると、自分でも気づかないうちに発生してくるのが加齢臭。では、なぜ加齢臭はにおってくるのでしょうか。加齢臭の原因となるニオイ物質は、大きく分けて2つあると考えられています。一つは「ノネナール」と呼ばれるニオイ物質です。ノネナールは、皮脂腺から分泌される脂肪酸が酸化・分解されることで生まれるとのこと。青臭く、古本のようなにおいを放つそうです。
もう一つは、「ジアセチル」と呼ばれる近年発見されたニオイ物質です。汗に含まれる乳酸がブドウ球菌によって分解されジアセチルが発生し、後頭部付近にかく汗が脂臭くなるとのこと。女性には発生せず、男性特有のニオイとされています。ジアセチルのニオイはノネナールの約100倍も広がりやすいという特徴があり、さらに口臭の原因物質の約1.4倍、足臭の原因物質の約1.5倍も臭いと感じ、周囲に不快感を与える可能性が高いといわれています。