エディターズダイアリー

生命を支える血液のさまざまな役割

2021.11.29 21:15 更新

▽私たちの体を流れる血液の割合は、体重1㎏あたり約8%で、体重が60㎏の場合は約4.8㎏(≒4.8L)の血液が休むことなく体内を循環している計算になるそうです。血液は、赤血球、白血球、血小板などの有形成分(45%)と血漿という液体成分(55%)とに分かれていて、命を支えるためのさまざまな役割を果たしています。

まず、呼吸によって取り込まれた酸素は、赤血球のヘモグロビンと結びついて動脈を通りながら細胞に届けられます。また、エネルギー代謝によって細胞から出された二酸化炭素は、ヘモグロビンと結びついて静脈を通り、心臓から肺へと送られ、呼吸によって体外へ排出されます。老廃物も血液が運搬し、汗や尿、便と共に排出されるとのこと。脳下垂体や甲状腺、副腎などの内分泌器官で作られたホルモンは、血漿に入り込んでホルモンの刺激が必要な器官に運ばれるそうです。


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