▽心の病気の治療法の一つに「認知行動療法」があります。認知行動療法とは、「認知療法・行動療法・マインドフルネス療法」の3つの精神療法を組み合わせ、時代とともに発展してきた診療療法です。精神療法の中で最も研究数が多く、実際に現場で使われる数も世界で一番多いといわれています。
認知とは、「現実の受け取り方」や「ものの見方」のことをいいます。私たちは、過去の体験や経験から得た知識に基づいて、現在の状況を推論したり、判断したり、解釈したりしています。こうした物事の捉え方は、人それぞれ偏りやゆがみがあり、いわば“考え方の癖(スキーマ)”があるとのこと。