腸内細菌にはデブ菌とヤセ菌がある?
2021.09.02 20:51 更新
▽健康な人の腸内バランスは、善玉菌が約20%、悪玉菌が約10%、日和見菌が約70%とされています。これらの腸内細菌を「門」で分類すると、大きく分けてバクテロイデス門、ファーミキューテス門、アクチノバクテリア門、プロテオバクテリア門の4つに分けられるとのこと。成人の腸内細菌の多くは、バクテロイデス門とファーミキューテス門に属し、この2つの門が肥満と関係していることがわかってきたそうです。
では、バクテロイデス門とファーミキューテス門は、どのように肥満と関係しているのでしょうか、バクテロイデス門は、食べ物を分解して栄養やエネルギーに変える働きが強い細菌群なので、俗称「ヤセ菌」といわれています。糖質や食物繊維を分解して作り出された短鎖脂肪酸は、脂肪細胞に働きかけて余分な脂肪の蓄積を抑え、筋肉に作用し脂肪を燃やす働きがあるとのこと。