アロマテラピーで疲労回復を
2021.08.25 17:31 更新
▽自然の中を歩いた時や、花の香りをかいだときに、明るい気持ちになったり、安らかな気分になったという人は多いと思います。香りには、心を落ち着かせて、疲労を回復させる作用があることがわかっているそうです。西洋では、古くからアロマテラピーという、香り(アロマ)を使った療法(セラピー)が積極的に行われているとのこと。
アロマテラピーは、植物から抽出した芳香性の物質である製油(エッセンシャルオイル)を使って体や心の健康や美容に役立てる植物療法の1つとされています。まず、香りのもとである精油の小さな分子が鼻の奥の深い空洞(鼻腔)を通り、鼻のつけ根のあたりにある嗅上皮に着きます。この嗅上皮は、親指の爪ほどの大きさをした粘膜とのこと。そして、その分子の情報は、嗅細胞で電気信号に変換され大脳辺縁系に伝わるそうです。