内臓脂肪型の肥満には要注意
2021.08.17 22:55 更新
▽肥満であるかどうかを判断する数値としては、体重やBMI、体脂肪率などが主に使われてきました。しかし、近年では、CT検査やMRIなどによる画像診断が進歩し、体を輪切り状に撮影することが可能となりました。つまり、中心に骨があって、その周辺に筋肉と脂肪がつき、その外側を皮膚が覆っている状態を画像で見ることができるようになったとのこと。そして、そこから「脂肪のつき方」が詳しくわかるようになったそうです。
脂肪のつき方は、「内臓脂肪」と「皮下脂肪」に分類されるとのこと。皮膚と筋肉の間の皮下組織にたまる脂肪のこと(二の腕を指でつまんだとき、皮膚のすぐ下についているもの)を「皮下脂肪」と呼び、腹膜や腸間膜など臓器の周囲に付着し、特に腸や肝臓などの周辺にたまりやすいもの(つまんでも確認できない)を「内臓脂肪」と呼ぶそうです。また、内臓脂肪は見た目にはわかりにくく、一見痩せて見えるのに、おなかだけがポッコリした体形であるケースも多く、肥満の自覚がない場合も多々あるとのこと。