視覚を決める要素は「視力」と「視野」
2021.07.27 21:32 更新
▽「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、私たちは周囲の様々な変化を目から読み取ることができます。私たちが外から得られる情報は、聴覚や嗅覚、味覚、触覚の4つをあわせても10~20%程度にすぎず、視覚からの情報が約80~90%を占めているといわれています。そして、この「物を見る力」視覚がどの程度あるのかを判断するのが、「視力」と「視野」の2つです。
視力は、目で物を識別する能力。視力検査では、ランドルト環という世界共通の絵図を並べた「視標」を使用します。みなさんもお馴染みのアルファベットのCのようなマークで、片目ずつ裸眼でランドルト環の切れ目の方向を当て、その正解率で判定されます。1.0以上の基準視力が得られない場合は、最大の視力が出るまで検査するそうです。また、裸眼の視力が悪くても、メガネなどの矯正視力で基準視力まで見えていれば、視力障碍ではないと判断されます。