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　「開発する上で、消費者にアンケート調査を行ったところ、多機能のオーブンレンジを所有するも、使いこなせている人はほとんどいないことがわかった」と、オーブンレンジについては宝の持ち腐れ状態の消費者が多いと指摘する。「そこで、本当に使ってもらえる電子レンジを開発するべく、時短、手軽でしかも美味しいを叶える日常生活発想のオーブンレンジを開発することにした」と、多くの人に使ってもらえる電子レンジを上市するべく、開発に着手したのだと教えてくれた。

　そして、新オーブンレンジ「エブリノ」をアンベールした市川社長。「食べること、作ることを『毎日』『みんなに』『楽しんで』欲しいという願いを込めた」と、「エブリノ」という名前について言及。「当社が提案する新しいオーブンレンジについて、ぜひ多くの人々に活用してもらいたい」と、新カテゴリに挑戦する意気込みを語ってくれた、

　次に、同 執行役員 生産開発本部副本部長の山根博志技術開発室長が「エブリノ」について紹介した。「調理の時間短縮やレパートリーが広がる点、調理の手間が省ける点、より美味しい料理ができる点に期待し、電子レンジを購入したものの、現在使っている電子レンジに対して、こうした期待に応えられていないと感じている消費者が多いことがわかった」と、同社が行った調査から多機能のオーブンレンジであっても使いこなせていないことが明らかになったという。

　「そこで、本当に使ってもらえる電子レンジを開発するべく、『エブリノ』では新グリル調理と新レンジ調理を新たに提案することにした」と、新たな発想の電子レンジを開発したと胸を張る。

　「『エブリノ』では、当社独自のサーモテクノロジーを駆使して、芯まで温める“レジグリ”機能、揚げ物をサクサクに温める“サクレジ”、食材を全方位から温める“うきレジ”を搭載した」と、使ってもらえる機能にこだわったオーブンレンジなのだと説明する。

　「“レジグリ”は、レンジとグリルの合わせ技の機能で、グリル調理の二大不満である“ムラと時間”を解決した。まず、レンジで食材の温度を上げて、グリルで香ばしく焼き色をつけることが可能になった」と、手ごねハンバーグも約13分で焼くことができるとのこと。「逆のグリルからレンジの設定も可能で、手動で切り替えることができる」と、グリルで肉表面を焼き上げ、旨味を閉じ込めたら、レンジですばやく肉の内部温度を上げてくれるのだとか。「旨味をギュッと閉じ込めた調理も可能となる」と、肉料理だけでなく、魚料理など様々な料理に使える機能だと教えてくれた。

　「“サクレジ”は、買ってきたコロッケや天ぷらなども揚げたてのようにサクッとおいしく温めてくれる」と、揚げ物の温め直しの不満を解消してくれる機能だという。「レンジ加熱で中を温め、グリル加熱で衣をサクサクに焼き上げるので、お惣菜の揚げ物も短時間で揚げたてのような美味しさに仕上げる」と、揚げ物調理も時短で美味しく仕上げてくれるとアピールした。

　「“うきレジ”は、浮かせて加熱する離れ技で、庫内直置きにおける温度ムラの発生をなくし、上部で温まった熱を逃さないようにセラミックの板で封じ込める。そして、底部の集中加熱を全体加熱にするため容器と調理物を浮かせることにより、温度ムラを10℃に低減することができる」と、“うきレジ”は温度ムラを抑えて、しかも、時間をかけずに美味しい調理ができる機能なのだと訴えた。

　「『エブリノ』は、操作のしやすいダブルダイヤル式を採用。見やすく使いやすい白黒反転液晶となっている」と、操作がしやすいとのこと。「メニュー表示部がスッキリするメニュートレイ方式になっており、庫内の大きさ（横幅）は40.5cm、フラット庫内で、スタイリッシュにきっちり収まる本体の大きさになっている」と、使い勝手にこだわったオーブンレンジなのだと力説した。

［小売価格］オープン価格
［発売日］9月1日（木）

象印マホービン＝https://www.zojirushi.co.jp/