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2013年3月27日

味の素、痩せる細胞「褐色脂肪細胞」の最新研究を発表、低代謝改善のための運動と食事の実践法も解説

 味の素は3月25日、“現代人の低代謝とその改善策”をテーマにセミナーを開催した。同セミナーでは、今、“痩せる細胞”として注目を集める「褐色脂肪細胞」に関する研究の第一人者である北海道大学 名誉教授、天使大学 大学院看護栄養学研究科 教授の斉藤昌之先生が、肥満と「褐色脂肪細胞」や「白色脂肪細胞」の褐色化(ベージュ細胞)との関係について、辛くない新種のトウガラシ成分「カプシエイト」研究の話題も交えながら講演を行った。また、“低代謝”改善の実践策として、運動や体操面では、国士舘大学理工学部 理工学科健康医工学系 講師のスポーツトレーナー 松井薫先生がオリジナルエクササイズを、食事面では、女子栄養大学短期大学部 講師で管理栄養士の竹内冨貴子先生がカプシエイトを使ったオリジナルレシピを紹介した。

 講演を前に、味の素 健康ケア事業本部の森島千佳ダイレクトマーケティング部長が、ダイエット市場の動向と注目成分「カプシエイト」について説明した。「メタボ検診導入後も、肥満者の割合は増加傾向にある。これを反映するようにダイエット関連市場は拡大している。しかし、これら商品の購入者は女性が大部分を占めている」と、男性は肥満の増加率が女性に比べて高いにもかかわらず、ダイエットに関する意識が低いという。「ダイエットが続かなかった理由は、いろいろ挑戦するも、成果が出ず断念するパターンが多い」と、リバウンドなどで挫折してしまう人が多いと指摘する。

 

 「肥満大国である米国のダイエット事情を見てみると、代謝に注目し、代謝を下げずにダイエットすることがキーワードとしてあげられ ていた」と、代謝を上げて、代謝の良い体を保つことがポイントであると説明する。「この代謝を上げるために、米国肥満クリニックで用いられているダイエットプログラムが、『カプシエイト』を活用したもの。カプシエイトは、辛くない新種のトウガラシ『CH-19甘(アマ)』から抽出される天然成分で、カプサ イシンと同様の健康効果が期待できる。辛味がカプサイシンの1000分の1で、胃腸への負担も少ない。血中に移行しないため、血圧に影響を及ぼさないという特徴がある」と、米国で注目されている「カプシエイト」について解説してくれた。

 この基礎知識を踏まえて、北海道大学 名誉教授、天使大学 大学院看護栄養学研究科 教授の斉藤昌之先生が、「低代謝による肥満 代謝アップの鍵は『褐色脂肪』と『ベージュ細胞』」と題した講演を行った。「私たちの体は、加齢にともない除脂肪量が減る。つまり代謝が低下する。そし て、加齢にともなって筋肉量が減り内臓脂肪が増える」と、加齢によって、ロコモティブシンドロームやメタボリックシンドロームのリスクが高まると警告。

 「加齢にともなうエネルギー消費の減少として、除脂肪量の減少による基礎代謝の低下、立ち作業が減り座位時間の増加にともなうNEAT(通常の日常生活に ともなう身体活動)の減少、運動を行わないことによる筋肉の減少、そして褐色脂肪の激減から熱産生が減ってしまうことで低代謝化が加速している」と、加齢 だけでなく、現在の生活スタイルでは年齢に関係なく低代謝になってしまうと斉藤先生は語気を高めていた。

 

 「脂肪には、白色脂肪と褐色脂 肪の2種類があり、白色脂肪はエネルギーの蓄積・供給を行い、褐色脂肪はエネルギーの消費・熱産生を行う。寒冷刺激を受けると、褐色脂肪が増生し、白色脂 肪は褐色化(ベージュ細胞誘導)することがマウスによる実験で明らかになっている」と、寒冷刺激を得ると、エネルギー消費・熱産生を促すことができるとい う。「ヒトによる試験でも、寒冷刺激によって褐色脂肪が活性化されることがわかった。また、褐色脂肪が少ない人は体脂肪量が多く、若者には多いが加齢にと もない減少することもわかった。さらに、褐色脂肪を保持すると加齢にともなう肥満が起きない。そして、褐色脂肪は主にベージュ細胞からなることが明らかと なった。つまり、体温、エネルギー消費、体脂肪の調節に寄与することがわかった」と、ヒト試験によってわかった褐色脂肪について説明した。

  「長期寒冷刺激によって、褐色脂肪が増生され、エネルギー消費も増加したことが研究で明らかになった。しかし、寒冷刺激を受けすぎることで、風邪をひくな どマイナス面があることも否めない。そこで、食品から寒冷刺激と同等の効果が得られないか研究した」と、外的刺激よりも食品などによる内的刺激で褐色脂肪 の増生を試みたという。「そして、辛くないトウガラシ『CH-19甘』に含まれるカプシエイトが褐色脂肪の活性化を促すことがわかった」と、カプシエイト という成分が、寒冷刺激と同等の効果が得られると解説。「実験の結果、カプシエイトを長期摂取すると、褐色脂肪が活性化され、脂肪酸の酸化も促された。さ らに内臓脂肪も有意に減少した」と、カプシエイトの摂取でエネルギー消費の増加や体脂肪の減少が確認できたという。「また、運動すると白色脂肪がベージュ 細胞になることがわかってきた」と、ベージュ細胞の増加には運動が効果的であると斉藤先生は指摘していた。

 以上の点から、斉藤先生は 「食からのアプローチとして、カプシエイトは褐色脂肪を活性化・増量するとともに、白色脂肪を褐色化(ベージュ細胞)する。運動からのアプローチとして、 筋肉を維持し基礎代謝を増やすとともに、筋肉からイリシンを分泌させ、白色脂肪を褐色化する。この2つのアプローチで、エネルギー消費の増加から脱低代謝 を目指すことができる。さらには、内臓脂肪の減少やメタボの予防・軽減が可能となる」と、カプシエイトと運動で肥満・メタボを予防して欲しいと訴えた。

  次に、プロスポーツトレーナーで国士舘大学理工学部 理工学科健康医工学系 講師 松井薫先生が、「褐色脂肪も活性化?ストレッチ運動と代謝の上げ方」について講演を行った。「現代人は、食の欧米化や生活のオートメーション化、運動習慣 の減少による筋力低下などによって、代謝の低い身体になってしまっている」と警告する。「代謝をアップするには、“カプシエイト”を摂取し褐色脂肪細胞を 刺激するか、日常生活の活動量を増やす必要がある」と、褐色脂肪細胞の活性化と筋力強化が重要であると力説する。「筋肉年齢が衰えるポイントは、姿勢にあ る。ゴリラ姿勢やカメ姿勢と呼ばれる悪い姿勢だと、下半身が衰える。また、寒冷地に行くと姿勢が悪くなりがちになる。褐色脂肪細胞は活発化できても、筋力 低下は否めない」と、胸を張った正しい姿勢こそが、筋力低下を抑えるカギになると語気を高めていた。

 「では、どの筋肉の低下を抑えれば よいかというと、大きな筋肉を若返らせることが代謝アップの近道になる。とくに、下半身ではおしり、上半身では、肩まわりや腹部まわりを刺激することが重 要になる」と、大きな筋肉を日々鍛えることで、正しい姿勢を保ち、ひいては代謝のアップにつながると説明する。「今回、大きな筋肉を効果的に鍛えるべく、 低代謝改善体操・カプシ体操を考案した」と、松井先生独自の体操を実際に披露しながら、どの部位をどのように刺激しているのかを解説してくれた。「この体 操は、ゆったりとしたリズムで行って欲しい。40代より上の世代に馴染みやすいラジオ体操ぐらいのテンポで行うのが効果的だ」と、ゆっくりと行うことで、 必要な筋肉をうまく刺激することができると話していた。「この体操プラス“カプシエイト”を摂取して欲しい。今年から現在まで3ヵ月ちょっと『カプシエイ ト』を摂取し続けているが、そのおかげで10kg体重を落とすことができた」と、スリムな体型になったのはつい最近で、その要因に「カプシエイト」の摂取を挙げていた。

 

 食事の面から講演を行ったのが、女子栄養大学短期大学部 講師で管理栄養士の竹内冨貴子先生。「『カプシエイト』ダイエットに適した食事のとり方」と題して説明してくれた。「わが国における健康寿命と平均寿命には、大きな差がある。これを縮めるべく、第二次健康日本21では、生活習慣などと栄養・食生活の目標関連について、様々な分野が共同でサポートしていくことになった」と、これまで個人に任せていた健康づくりを、第二次健康日本21では、専門家が介入して目標達成の精度を高めることに軸足を定めているという。「メタボ検診導入後も、肥満の割合は増加傾向にある。そこで、代謝を上げて脂肪を落とす食生活が求められていると考える」と解説。

 「そのためには、カプシエイトなど代謝アップ成分を含む食材を上手に使う」と、代謝アップに直接的に作用する食材を選ぶことがポイントだとか。「食材の部位を選ぶようにする。例えば、お肉なら脂身よりも赤身を料理に取り入れて欲しい」と、代謝アップの妨げになる食材を避けることも重要であると述べていた。「野菜を活用する ことも大事」と、ヘルシーな野菜の多用が代謝アップのポイントだと力説。「きのこやこんにゃくなど低カロリー食品を使うことで、かさを増やす」と、見た目 をアップさせることで、食欲を促すことも必要だと述べていた。「お菓子は我慢するのではなく、生クリームの代わりにヨーグルトを代用するなどして欲しい」 と、健康素材を上手に活用することで、食生活を楽しみあるものにして欲しいと訴えた。

 

 この後、竹内先生が考案した料理を試食する時間が設けられた。「『キャベツ入りハンバーグ・トマトソース』は、キャベツでかさ増ししたあっさり味のハンバーグに、『カプシエイト』を利用したトマトソース をかけてボリュームアップを図っている」という。「『春野菜と新じゃがのサラダ』は、『カプシエイト』で作ったマヨネーズをベースにした料理となってい る」と、汎用性のあるマヨネーズに「カプシエイト」を使うことで、どんな世代の料理にも対応できると話していた。「『ラズベリーレアチーズケーキ』は、 ヨーグルトを使ってクリームチーズを減らし、低カロリーにした。『カプシエイト』成分は1.13mg含有する」と、デザートを健康的なメニューにアレンジ する方法を紹介してくれた。

 

 「当社では、この『カプシエイト』を身近な存在にするべく、当社の社員食堂で竹内先生考案のオリジナルメ ニューを応用したものを提供する」と、味の素 健康ケア事業本部の森島千佳ダイレクトマーケティング部長。「4月からは、レストランRire(白金)で『カプシエイト』を活用したランチを提供する」 と、外食産業にも「カプシエイト」の魅力を伝えていく考えを示した。「そして、『カプシエイト』をより身近な存在にするべく、科学的なエビデンスの知見を さらに構築する予定だ。また、美容ドリンクや麺などに、『カプシエイト』を含有した商品を提供していきたい」と、「カプシエイト」の認知度向上に余念がな い様子だった。

味の素=http://www.ajinomoto.co.jp



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