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2011年06月03日

セルジーン、血液のがんといわれる骨髄異形成症候群(MDS)の基礎知識を紹介、骨髄移植の専門医による放射線の影響も発表

 セルジーンは5月31日、血液のがんといわれながらあまり知られていない「骨髄異形成症候群(以下、MDS)」に関するセミナーを開催した。講師は、埼玉医科大学総合医療センター血液内科 教授の木崎昌弘先生が務め、MDSに関する基礎知識と治療法を紹介した。また、骨髄移植の専門医であり、チェルノブイリで被爆者の治療経験をもつ、米セルジーン社のエグゼクティブディレクター ロバート・ゲイル先生が、放射能が及ぼす健康への影響について解説した。

 「当社はMDSの治療薬を提供しているが、このMDSという病気を知っている人はほとんどいない」とセルジーンのジョセフ・メリロー社長。「MDSは高齢者に多い病気といわれている」と、年齢が高まるごとにリスクも大きくなるとのこと。「この病気のことを少しでも多くの人に知ってもらいたい」と挨拶した。

 続いて、骨髄移植の専門医であり、チェルノブイリで被爆者の治療経験をもつ、米セルジーン社のエグゼクティブディレクター ロバート・ゲイル先生が福島第一原発事故による健康への影響について講演を行った。「私はこれまで、いくつかの原子力事故に関わってきた。チェルノブイリの他、日本では東海村や福島の事故にも関与してきた」と、様々な原発事故をみてきたという。「福島の事故によって、放射線による被曝について関心が高まっているが、人はもともと、普段の生活の中で放射線を被曝している」と、ゲイル先生。「米国では、コロラド州の自然被曝量が高く、年間10mmシーベルトも被曝する。また、CTスキャンによる検査を1回受けるだけで8mmシーベルトも被曝する」と、私たちは多くの局面で放射線を浴びていると説明する。

 「そして、被曝することでがんの発症が増えるかという点に関心が高まっているが、結論からいうと影響はないと断言する。チェルノブイリの原発事故では、200名を超える人が高度の線量を被曝した。しかし、福島ではチェルノブイリほど高度の線量被曝は確認されていない」と、福島第一原発の事故は、チェルノブイリの事故に比べると、程度は低いという。「チェルノブイリの事故では、甲状腺がんが若年層で発生した。しかし、この25年間白血病の増加は認められなかったし、他のがんについても目立った増加はみられなかった」と、若年層へのケアさえ怠らなければ、健康への影響はきわめて低いと強調していた。

 「チェルノブイリの若年層が甲状腺がんになったのは、汚染された牛乳を飲んでいたからだ。福島ではそうした牛乳が市場に流通していない。また、放射線量はチェルノブイリの10%程度しかなく、今回の事故による健康への被害は少ないと思っている」と、様々な情報に惑わされず、安心してほしいとゲイル先生は呼びかけていた。「逆に、たばこを喫煙している人の方が、がんの発症率は高い」と、放射線の被曝イコールがんの発症という認識は改めてほしいと訴えていた。

 次に、埼玉医科大学総合医療センター血液内科 教授の木崎昌弘先生がMDSについて、基礎的な知識とその治療法について講演を行った。「MDSは現在7000人から1万人程度の患者がいるとされている病気で、血球の減少による骨髄不全と、将来急性骨髄性白血病に移行する前白血病状態の2つの側面をもつ。高齢者に多く、治りにくい。治癒を期待できるのは造血幹細胞移植のみで、有効な治療手段がないのが実状だ」と、MDSはなじみが薄いうえに、とても理解しにくい血液疾患であると述べていた。「MDSの症状としては、貧血になりやすかったり、出血しやすくなって、血が止まりにくくなる。また、かぜなどを感染しやすくなる」と、具体的な症状を紹介。「MDSの診断は、問診や臨床症状によって、血液減少に関する症状や、これまでの治療歴を確認する。末梢血における血液細胞の形状の異常の有無や芽球の有無を調べたり、芽球の割合や血液細胞の形態異常の有無を骨髄検査で調べたりする。さらには染色体検査を行う」と、MDSが疑われると思ったら、血液検査から、その程度などを探ると話していた。

 「MDSの治療については、完治が期待できる同種造血幹細胞移植があるが、65歳以上の人は適用できないので、この治療が可能な人は限りなく低い。そこで、抗がん剤治療や抗がん剤を使用しない薬物療法、輸血などの支持療法を用いるケースがほとんどだ」と、薬や輸血などで、MDSの治療を行うという。「ただし、輸血療法については、鉄過剰症などの副作用に対して十分に注意する必要がある。鉄過剰症は様々な病気の原因にもなり、鉄過剰のMDS患者の予後は低下するということも明らかになっている」と、輸血はあくまで補充療法であるので適応を厳守する必要があると、木崎先生は語っていた。「2008年より、体内から過剰の鉄を排泄させることで、輸血による鉄過剰の致命的な臓器障害リスクを軽減し、生命予後の改善を図る“経口鉄キレート剤”が発売されたことで、輸血療法もやりやすくなってきた」と、新しい薬の登場がMDS患者の予後改善に効果を現しているようだ。「MDSの病態解明に関する研究の進歩とともに、新しい薬剤の開発も盛んだ。主治医と相談しながら、最適な治療法を選択してほしい」と、木崎先生はMDSとの向き合い方を最後にアドバイスしてくれた。

セルジーン=http://www.celgene.co.jp/


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