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2010年11月12日
シャープ、高濃度プラズマクラスターイオンでのヒトへのインフルエンザウイルス感染率低減傾向を確認
シャープは、生物統計学を専門とする東京大学大学院医学系研究科大橋靖雄教授らと共同で、世界で初めて臨床試験(東京大学が参画する「文部科学省 橋渡し研究支援推進プログラム」からの紹介と協力を得て実施)において、高濃度プラズマクラスターイオン(イオン濃度1万個/cm3)がインフルエンザウイルス感染率を低減させる傾向があることを確認した。
今回、国内44の病院施設の透析室において、イオン発生装置745台を設置し、透析室をイオンありのエリアとイオンなしのエリアに区分けし、通院患者3407名を対象として、一般的な検証方法である二重盲検法(治験薬の薬効を客観的に調べる臨床試験の方法。多数の患者に調べたい薬と偽薬とを投与し、だれにどちらを与えたかは患者にも医師にもわからないようにしておき、結果を統計学的に判定する方法)を用いて、インフルエンザ発症件数を約6ヵ月間にわたって調査した(試験実施委託先:パブリックヘルスリサーチセンター)。
その結果、イオンありのエリアでは、イオンなしのエリアに比べて、インフルエンザウイルスの感染率が約30%低減することが確認された。同試験ではインフルエンザ発症件数が合計23件(イオンなしで14件、ありで9件)であり、感染率低減の傾向が確認された( 昨シーズンのインフルエンザ発生は少なく、同試験でも発症件数が少なかったため、試験の結果は統計的には有意な水準であるp値片側5%には至っていないが、傾向があると判断できるp値片側10%を確認した)。
なお、今回の発表内容は、2011年1月21日、22日開催の日本疫学会で、東京大学大学院医学系研究科 大橋靖雄教授が発表される予定だ。
同社はアカデミックマーケティング(技術の効能について、先端の学術研究機関と共同で科学的データを検証し、それをもとに商品化を進めるマーケティング手法)に基づき、2000年から世界の学術研究機関と連携して、プラズマクラスター技術が、ウイルス・菌・アレルゲンなど29種類の有害物質の活動を抑制する効果があることを実証するとともに、安全性を確認(三菱化学メディエンスで試験(吸入毒性試験、眼および皮膚の刺激性・腐食性試験))している。今回の試験はこれをさらに発展させ、臨床でヒトの健康への直接的価値を示唆したことになる。今後も、健康的な環境を創出するためにプラズマクラスター技術のさらなる進化と実証を進め、社会への貢献を実現していく考え。
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