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2008年02月26日

ゴールドウイン、宇宙船内用日常服を開発、今春に土井宇宙飛行士が着用し宇宙での着心地を確認

 「スポーツのある豊かな暮らしを築き上げること」を理念とするゴールドウインの最先端技術を担うゴールドウインテクニカルセンター(GTC)は、2004年6月JAXA(宇宙航空研究開発機構)が主管する「近未来宇宙暮らしユニット(リーダー:多屋淑子 氏/日本女子大大学院・家政学部被服学科教授)」に参画し、宇宙船内用日常服の開発の一翼を担当。今回、今春打ち上げが予定されている日本実験棟「きぼう」の打ち上げミッションで、土井飛行士が着用し宇宙での着心地を確認することになった。

 ゴールドウインでは、2003年の三浦雄一郎・豪太氏親子による「エベレスト登頂」、2004年には大場満郎氏の「地球縦回り一周の旅」、そして2003年、2006年と参戦したヨットによる「単独世界一周レース」の白石康次郎氏と、極地に挑む人々の命を守るウエア一式をサポートしてきた。その地上での厳しい自然環境の克服に強い技術は、無重力・閉鎖環境の宇宙空間でも活用されており、さらなる研究開発を行い宇宙の極限環境のなかでも快適性を訴求した技術成果は、地上の日常生活へ生かされるものと確信していると説明する。

 GTCミッションとは、ISSの生活環境で心身ともに健康を維持し快適に過ごすために、安全性、温熱的快適性、清潔さの保持、モビリティ効果、シルエットの美しさ、軽量コンパクト化を素材開発の目的としているという。

 今回、日本独自の衣服アイテムに応じた新しい縫い目のない縫製技術の開発を進め、織物用の無縫製技術開発を行ったという。さらに、ISSの生活環境で身体の健康維持管理を支援する衣服を製作するため、制電、消臭、抗菌防臭、保湿、保温を考慮した素材と編構造の検討、また、宇宙空間特有の中立姿勢に対応する衣服のカッティング技術を検討しているという。

 織物用の無縫製技術には、縫い代がないため軽量・コンパクトで、モビリティ効果があり、着心地が良く肌への刺激が少ない特徴があるという。長ズボンに用いられているとのこと。素材には、ナノマトリックス加工技術(東レ)を用いることで、光触媒による汚れの分解、体臭の除去、抗菌剤による汗腐敗臭の防止、静電気抑制を両立させることに成功したという。今回は半・長ズボン素材に使用している。宇宙特有の中立姿勢での下着の身体への適合性を向上させるため、体液移動による身体サイズの変化にともなう下着の身体への圧迫や拘束を軽減する宇宙仕様カッティング技術を開発。また、下着用素材には、制電機能、消臭機能、抗菌防臭機能、保温機能を付与し、皮膚への刺激の少ない肌触りの良い素材を開発したという。

宇宙船内用日常服の概要

ゴールドウイン=http://www.goldwin.co.jp/

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