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2009年08月10日
ケアネット、医療情報専門サイトでがん治療実態調査「OncoJ(オンコ・ジェイ)」の結果を公開
ケアネットは、2008年10月、12月に実施したがん治療実態調査について、同社が運営する会員制医療情報専門サイト「CareNet.com(ケアネット・ドットコム)」内で調査結果の一部公開を開始した。同調査「OncoJ」(オンコ・ジェイ)はがん専門医を中心とした全国の臨床医、のべ3256人の協力を得た調査であり、がん治療実態調査としては国内最大規模となる。
がんの薬物療法(がんの薬物療法の場合は、ホルモン剤を用いる「ホルモン療法」、抗がん剤(化学療法剤)を用いてがん細胞の増殖を抑える「化学療法」などがある)は、その効果と共に、副作用、がんの進行度、患者・家族の希望を考慮しながらの慎重な実施が求められる。厚労省ががん基本対策法においてがん医療の均てん化を促進している一方、臨床現場では医療施設・設備、治療スタッフの充実度の違いによってレジメン(抗がん剤・輸液など、化学療法に必要な全ての薬剤の投与を時系列に網羅した治療計画書)選択や実施方法が異なっているのが現状だ。
現在、日本国民の死因第1位は「がん」(30.4%、2006年厚労省)であり、年間30万人以上ががんで亡くなっているという。また生活習慣の変化、高齢化などによって、国内のがん患者数は増加しているという。とりわけ5大がん種の患者数は多く、中でも肺がん・大腸がんは増加傾向にあり、従来最多だった胃がんの数を上回っているとのこと。既に進行した状態で発見されることの多いこれらのがんは、薬物療法での対応が重要になるという。
こうした中で、厚労省は化学療法専門医の育成を掲げ(「がん対策推進基本計画」)、2005年から日本臨床腫瘍学会による「がん薬物療法専門医」認定試験がスタートするなど、国や関係学会においても薬物療法の充実を推進する流れにあるという。
今回の「OncoJ」では、全国の治療実態を明らかにすると同時に、そこから懸念される問題点に関して薬物療法のスペシャリストである癌研有明病院の畠清彦先生が解説するとのこと。また同ページと併せて、同先生のインタビュー「日本のがん薬物療法~臨床現場の選択を読む」も公開するという。
また先行して公開中のコンテンツ「実践!化学療法」では、標準レジメンのスケジュール表記、副作用対策などをレジメン毎に簡潔にまとめ、臨床現場での実際の使い方を伝えしている。
同社では、専門医の知見を集めたこれらの企画によって、がん治療に携わる全国の医師の疑問・問題解決を支援していく考え。
●参考資料
ケアネット=http://www.carenet.com/
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