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2009年10月21日
ロート製薬、サケ白子の蛋白分解物「プロタミン分解ペプチド」が口中内カンジダ菌を減少させることを確認
ロート製薬は、近年増加傾向にあり、QOLの低下をもたらす「ドライマウス(口腔乾燥)」について研究を行い、サケ白子の蛋白分解物「プロタミン分解ペプチド」が「口中内カンジダ菌」を減少させることを人での臨床試験で確認した。
ドライマウスは何らかの原因によって口中の水分が減ったり、唾液分泌が低下して、口の中が乾く状態とのこと。口のネバツキや口臭を生じたり、乾燥したものが食べにくかったり、口の中が乾いて会話がしづらいなどのQOLの低下を招くとしている。近年、増加傾向にあるといわれ、ドライアイと同様に現代人を悩ます症状として社会的な関心が高まっているという。同社の調査では41.2%の人がドライマウス(口の乾き)が気になり、不快な思いをしたことがあると答えているという(2008年9-10月実施、20才以上の男女、n=10223、同社調べ)
同社はトータルヘルス&ビューティーケア市場を事業領域として、さまざまな領域の研究開発に取り組んでいるという。近年増加するドライマウスにおいても研究に取り組み、「口中内カンジダ菌」に着目したとのこと。「口中内カンジダ菌」は増加すると口中環境を悪化させ、痛みや炎症を引き起こす場合があることがわかっているが、その対処としては重篤な場合に薬剤(抗真菌剤)の投与を行う以外は見過ごされていた。そこで同社では、食経験が豊富で手軽に使える「プロタミン分解ペプチド」の抗カンジダ菌作用の研究に至ったという。
プロタミン分解ペプチドはサケ白子の蛋白を分解し得られたペプチドとのこと。分子量2000から3000程度で、構成アミノ酸の2/3はアルギニンである特異的なペプチドとなっている。プロタミン分解ペプチドが抗菌活性を有することは以前から知られており保存料として汎用されていたが、口中内で抗カンジダ菌作用を発現することを人での臨床試験において今回初めて実証したという。
試験方法は、ドライマウス患者にプロタミン分解ペプチド配合のフィルム製剤を2週間摂取させて、口中内カンジダ菌数を測定した(鶴見大学歯学部附属病院ドライマウス専門外来で実施)。その結果、人での臨床試験において、口中内カンジダ菌を減少させる作用を確認したという。
なお、同成果は第20回日本老年歯科医学会(6月、横浜)で発表したとのこと。
ロート製薬=http://www.rohto.co.jp/
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