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2009年10月07日

J&J、メディカルカンパニーの全貌と事業内容を紹介、患者のQOL向上を目的とした機器を展開

 ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニーは10月6日、同カンパニーの全貌と事業内容に関する理解を深めてもらうため、「メディカル カンパニー 全事業に関する記者説明会」を行った。説明会の他に、同カンパニーが展開する医療機器および医療関連製品の展示会も実施した。

 「ジョンソン・エンド・ジョンソンは、1860年代の南北戦争時に滅菌ガーゼ、包帯を提供する企業としてスタート。現在では、全世界で約15億人にのぼる患者の生命に関わっている」と、同社の背景を説明するのは、就任2年目を迎えたデイビッド・W・パウエル代表取締役プレジデント。「当社は、4つの責任と優先順位を明記した『我が信条』を社内で共有している。4つの責任とは、患者である顧客と従業員、地域社会、株主だ。その中でも最も優先順位が高い責任内容が患者である」と、人命を救うことが同社の使命であると力説する。

 「ジョンソン・エンド・ジョンソンという会社のイメージを尋ねると、バンドエイドやベビーローションを思い浮かべる人が多いが、こうしたコンシューマ向け事業は全体の25%の売上高でしかない。残りは医療に関する事業によるものとなる」と、同社の根幹を支えているのは医療関連事業であるとのこと。パウエル代表取締役プレジデントは、「当社は患者の様々な疾患を克服するために、多くの医療機器を展開している。今、医療現場でどのような製品が活躍しているのか、ぜひ体感して欲しい」と挨拶した。

 続いて、同社メディカル カンパニー 広報部の林康秀ディレクターが、事業の概要を紹介した。「当社は、がんや脳梗塞、動脈硬化など、人がかかるほとんどの疾患を事業領域としてカバーしている。このため、事業部は14と多岐にわたっている」と、疾患ごとにきめ細かい対応が行える体制になっているとのこと。林ディレクターは、「事業領域を大きく分けると、外科手術関連、感染予防、整形外科・脳神経外科関連、心臓・末梢血管関連、糖尿病関連となる。この領域で、当社は、カテーテルなど、できるだけ人の身体を傷つけずに治療することを心がけて、ビジネス展開している」と、患者の視点に立った機器の提供やサービスを今後も続けていくと述べていた。

 では、どのような疾患に対し、どんな機器やサービスを提供しているのだろうか、外科関連のサージェリー・グループについて、同社メディカル カンパニー 広報部の伊東直哉氏が説明を行った。「サージェリー・グループは、外科および感染の領域をカバーしている。がん治療では、手術時間の低減や低侵襲な手術に貢献する機器を提供し、手術を受ける患者のQOL向上を目指している」とのこと。「また、子宮けいがんや乳がんなど女性特有の疾患に対する機器や診断機器を提供。感染では、手術部位感染(SSI)を防ぐ製品や医療従事者向けの手洗い製品、使い切りではない医療機器の洗浄や消毒・滅菌をする製品も取り扱っている」と、産婦人科の領域や患者と医療従事者の感染予防をサポートしているという。

  
 整形・脳神経外科関連のデピュー・グループについては、同社メディカル カンパニー 広報部の山田亜希子氏が説明を行った。「加齢などによって発症する変形性股関節症や関節リウマチなどを治療する人工関節置換術に用いる機器や、脊柱管狭窄症、変性すべり症、椎間板症、椎間板ヘルニア、脊柱変形など、脊髄と脊髄を結びつけるような手術に使う機器を展開している」と、高齢者に多いとされる症状の治療分野を手掛けているとのこと。「認知症の一種とされている特発性正常圧水頭症(iNPH)も、シャント術で現在治療が可能となっており、このシャント術を行うための機器を提供。その他、脳動脈瘤におけるコイル塞栓術といった、生死に直結するものや長く患っているとQOLを低下させる病原などを手術するための機器が中心」と、事業領域を簡潔に説明してくれた。
  
 心臓・末梢血管関連と糖尿病関連のコーディス・グループおよびライフスキャン事業部については、同社メディカル カンパニー 広報部の山口祐佳里氏が説明した。「コーディス・グループは、昨今問題が深刻化している生活習慣病が関係しているとされる心臓病や動脈硬化症、糖尿病が事業領域となる。国内の糖尿病患者は、強く疑われる人が820万人、その予備軍が1050万人といわれている。糖尿病は治すことが難しいとされる疾患で、脳梗塞や網膜症、神経障害など合併症のリスクがあるため、血糖コントロールを行って悪化させない必要がある。当社では、自分の血糖値を5段階で表示する血糖値自己測定器を提供して、糖尿病患者のQOL向上を目指している」と、増大する糖尿病患者を一人でも多くサポートするとのこと。
  
 「コーディス・グループでは、脳神経外科や循環器科、血管外科における血管内治療を行う機器を提供。頸動脈狭窄症や肺塞栓症などは、直接死に至る病気ではないが、この病気が原因で重篤な病にかかるリスクが高まるだけに、血管内治療における機器の認証も多く取得し、医療活動に役立ててもらっている」という。また、「生活習慣病で死亡率が高まっている心筋梗塞などの心臓病についても、低侵襲で革新的な治療法が行える機器やサービスを提供していく」と述べていた。

ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニー=http://www.jnj.co.jp/jjmkk/


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