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2009年03月27日

J&J、3地域で実施した調査結果による眼の紫外線対策の必要性についてプレスセミナーを開催

 ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニー(以下、J&J)は、眼が紫外線を浴びることで白内障や翼状片(よくじょうへん)など様々な眼疾患を引き起こす可能性があることから、金沢医科大学感覚機能病態学(眼科学)の佐々木洋教授などらと、緯度、気候、環境の異なる沖縄、金沢、アイスランドで「眼に入る紫外線量調査」を実施した。今回、同社では、その調査結果から導き出される眼の紫外線対策について、佐々木教授によるプレスセミナーを3月26日に開催した。

 「紫外線による眼の障害には、長年の紫外線被曝の蓄積から生じる白内障や翼状片などの慢性障害と、強度の紫外線を短時間浴びたことで生じる充血、角膜炎、雪眼炎などの急性障害があるという。とくに、慢性障害は発症までの期間が長く自覚症状もないため、予防のために積極的に紫外線対策をしている人が少ないのが現状」と、佐々木教授は危機感をもって説明。紫外線のダメージは眼に蓄積され、将来の眼疾患につながる可能性があることを知っているかというアンケートでは、全体の約80%が「知らない」、または「よくわからない」と回答し、認知度の低さが浮き彫りとなっている(女性600名を対象に2月28日~3月1日に実施したインターネット調査)。この理由について佐々木教授は、「紫外線は眼に見えず、直射だけでなく散乱や反射での被曝も多く、大量に浴びないと急性の症状が出ない」と説明する。また、「白内障や翼状片は発症までに長い年月が必要で加齢の影響の加わるため、紫外線が影響しているという実感が得られなかったり、どのくらい紫外線を浴びると眼疾患を発症するというデータがないのも眼の紫外線対策が進まない原因だ」と指摘する。

 そこで、今回、緯度、気候、環境の異なる沖縄、金沢、アイスランドで「眼に入る紫外線量調査」を実施し、「まぶしい太陽」と「まぶしくない太陽」ではどちらが危険なのか、また眼の紫外線対策として有効なものは何かを導き出した。

 まず、3地域でマネキン型UVセンサーシステムを使い、太陽を正面に見た状態と背を向けた状態の2パターンで紫外線量を測定した。この結果、沖縄では、時間帯によって眼は太陽を背にしている時と同等レベルの紫外線を浴びていることがわかった。つまり、眼に直接光の入らない太陽に背を向けた状態でも、太陽光の散乱や反射によってあらゆる角度から紫外線が眼に入ってくるものと推察される。一般的に、目に入る直射光が少ないとまぶしいとは感じにくいため、紫外線を浴びる量は少なくなると考えられがちだが、太陽が高い時間帯では、眼はまぶしくなくても、まぶしく感じる時と同等のレベルの紫外線を浴びていることが明らかになった。

 アイスランドと沖縄を比較すると、太陽を正面に見た状態で眼が浴びる紫外線の1日の積載量は、アイスランドの方が沖縄に比べて多くの紫外線を浴びていることがわかった。これは、アイスランドの方が北極圏に近いため、太陽の高さが沖縄に比べて低い位置にあることになる。このため、目線の先に太陽が存在することになるため、直射光が目に入り紫外線を浴びてしまっているものとみられる。太陽の高さが40度の場合、太陽が視野に入るためまぶしさを強く感じるとのこと。まぶしさを強く感じる時は、眼も大量に紫外線を浴びていると考えられるという。これに対し、太陽の高さが低いアイスランドの場合、太陽を背にした状態で眼が浴びる紫外線量は、正面時の1/4程度にまで低下する。

 以上の点から、目に入る紫外線には太陽の高さが深く関係しており、太陽が高い地域や時間帯では、まぶしくなくても紫外線を浴びていることがわかった。また、太陽の高さが低い地域や朝夕の時間帯では、まぶしさを感じる直射光に気をつける必要があることも明らかになった。「このため、時間やまぶしさに関係なく1日中紫外線対策を講じる必要がある」と佐々木教授は説明する。

 この紫外線対策の有用手段として、佐々木教授は「あらゆる方面から眼に入ってくる紫外線を防ぐのは、帽子やサングラス、紫外線カット付きコンタクトレンズの3アイテム」と答える。また「実験の結果から、サングラス、帽子、紫外線カット付きコンタクトレンズのどれか一つを使うのでなく、併用するとより紫外線対策に有用」という。さらに、「白内障や翼状片は紫外線被曝の蓄積が原因とも考えられるため、幼少の頃から対策を講じる必要がある。その他、屋外でスポーツするときは、紫外線カット付きコンタクトレンズをつけるといったことも必要なのではないか」と、眼の紫外線対策の具体的な取り組み方法の説明もあった。

 J&Jでは、使い捨てコンタクトレンズシリーズ「アキビュー」について、1998年3月から全製品に紫外線カット機能を盛り込むなど、眼の紫外線対策にいち早く着手している。最後に佐々木教授は、「眼に紫外線を浴びなければ翼状片などはほとんど防ぐことができるため、紫外線対策を生活に取り入れることを広く推奨していきたい」と述べていた。

ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニー=http://acuvue.jnj.co.jp/

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