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2008年11月07日
ホンダ、歩行などの際に脚にかかる負担を軽減する「体重支持型歩行アシスト」の試作機を公開
ホンダは、体重の一部を機器が支えることで、歩行や階段昇降、中腰などの際、脚にかかる負担を軽減する「体重支持型歩行アシスト」の試作機を公開した。今後は、実際の使用環境での有効性を検証していく考え。
「体重支持型歩行アシスト」は、使用者(自力での歩行が可能な人)の体重の一部を機器が支えることで、脚の筋肉と関節(股関節、ひざ関節、足首関節)の負担を軽減するもの。機器はシートとフレーム、靴で構成されるシンプルな構造となっており、靴を履き、シートを持ち上げるだけで、手軽に装着することができる。また、ホンダ独自の、人の重心方向へアシスト力を向かわせる機構と、脚の動きに合わせたアシスト力の制御によって、様々な動作・姿勢での自然なアシストを可能にしている。
「体重支持型歩行アシスト」の特長は、機器につながった靴を履き、シートを持ち上げるだけで、アシストを開始できるという。身体に機器を固定するベルト等がなくてもアシスト効果を得ることができるとのこと。脚の間に機器を配置する構造としたことで、幅を取らず、動きやすいのだとか。
また、モーターの力によって、靴とシートとの間にあるフレームをひざのように曲げ・伸ばしすることで、シートを押し上げて体重の一部を支え、脚の筋肉と、関節(股関節、ひざ関節、足首関節)の負担を軽減するという。シートとフレームが体と脚の動きに追従する独自の機構を開発。アシスト力が、人の脚の力と同様に身体の重心付近に向かい、歩行や階段昇降、中腰など様々な動作・姿勢でのアシストを可能にしている。
靴に内蔵したセンサーなどの情報で2個のモーターを制御し、脚の動きに合わせてアシスト力の左右配分を変えることで、自然な歩行を実現するという。ひざの屈伸にあわせてアシスト力を調整し、階段昇降や中腰などひざへの負担が大きな動作・姿勢での効果を高めているという。
ホンダは、より多くの人に移動する喜びを提案するため、1999年から「歩行アシスト」の研究を開始。ASIMOに代表される人の歩行研究から得られた知見を基に、機器の研究を進めてきたという。今月から、「体重支持型歩行アシスト」の試作機を用い、埼玉製作所(埼玉県狭山市)で、機器の有効性を検証していくとのこと。
本田技研工業=http://www.honda.co.jp/
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