HOME >> その他ニュース >> キャンサーリボンズ、社会全体でがん支えあいを拡げるために記念フォーラムを開催
2009年06月22日
キャンサーリボンズ、社会全体でがん支えあいを拡げるために記念フォーラムを開催
キャンサーリボンズは、がん患者をその周りにいるすべての人々が互いに支えあうことの重要性をアピールする目的で、6月21日を「がん支えあいの日」と制定、前日の6月20日には、約800名を無料招待した「第1回『がん支えあいの日』記念フォーラム」を東京・三田の笹川記念会館で開催した。同フォーラムでは、“がん支えあい”に関するパネルディスカッションが行われ、がん体験者、治療医、薬学の立場から意見が交わされた。
キャンサーリボンズの福田護理事長は、「昨年6月に発足し1年が経過した。6月21日を『がん支えあいの日』に制定。がん支えあいのシンボルソングで山田邦子さん作詞・作曲の『あなたが大切だから』も作ることができた。さらに、がん患者やその周りの人を支援する拠点となるリボンズハウスを各地にオープンすることもできた」と、1年間がん患者を支えるプロジェクトを実行してきたことを説明。
「もっと社会全体でがんについて語り合ってもらうためにも、6月21日の『がん支えあい日』を足がかりに積極的に行動していきたい」と述べた。また、厚生労働省健康局総務課の前田光哉がん対策推進室長は、「がん医療は、社会全体で支えあうというキャンサーリボンズの理念に賛同し、多くの人ががんを早期発見できる体制を構築していく」と挨拶した。
今回の記念フォーラムでは、がん患者の“美”という部分をテーマにしたパネルディスカッションを開催。がん体験者の代表として美容ジャーナリストの山崎多賀子氏は、「乳がんを告知された時、死をイメージした。しかし、病気をオープンにしたことで、友人などから逆に情報収集することができた。とくに、友人の紹介で同じ乳がん体験者と出合い、意見交換できたことで、病気と向き合うことができた」という。
医師の立場として、パネルディスカッションに参加した聖路加国際病院ブレストセンター長で乳腺外科部長の中村清吾先生は、「がん治療が進み、早期発見だけでなく、少し進行してしまったがんでも治せるようになってきた。ただし、医師は病気を治すことだけでなく、がん患者が抱える身体、心理、社会/家族、精神などもケアすることも必要である」と様々な面から支えることが大切だと説明する。
慶應義塾大学薬学部教授の望月眞弓先生は、「がん患者やその周りの人が情報を収集することは非常に大切だが、すべてが正しいとも限らない。体験者などから得られる情報の信用性が高く、こうした機会を得られるように、キャンサーリボンズはリボンズハウスを設置した。同施設では、医療的な部分だけでなく、食べ物のことやウィッグの選び方やメイクアップ法など美容についての情報も発信している」という。
山崎氏は、抗がん剤治療ですべての毛が抜け落ちてしまった経験をもつ。その時の状況を、「女性の命ともいうべき髪の毛がなくなるということを受け入れるのに時間がかかった」と明かす。「しかし、前向きに考え、普段よりもメイクをしっかりして、オシャレをするように努力していたら、内向的な自分から外向的な自分に変化し、外に出たいと思うようになった。仕事で、眉毛の書き方や目元のくまを隠すメイク法を知っていたのも大きかった」として、“美”は闘病生活を楽にする上で重要な要素の一つであると説明する。中村先生も、「がん患者の悩みの第1位は“美”の部分。患者の中には、思いもつかないような工夫をしている人もいる。こうした工夫を次の患者にしっかり伝えることも、これからの医師の務めである」との見解を示していた。
最後に、望月先生は「がん患者を特別扱いしないことが大切。また、がん体験者の話を聞くということも必要だ」と述べていた。中村先生は、「自分が支えられたら、感謝して、その気持ちを何らかの形で返したいと考えるはず。こうした意識の循環こそが、がん患者を支えることにつながり、患者の社会復帰などをスムーズにする」と、社会全体で考えていくことの重要性を説いていた。山崎氏は、「がんを発病したことで、コソコソしなければいけないような社会を無くす必要がある。がん患者と当たり前のように生活する環境作りを推進していくことが大切」と、がんは特別な病気ではないという社会を目指していくことを強調していた。
キャンサーリボンズ=http://www.ribbonz.jp/
« 前の記事「J&J、乳がんの検診から確定診断までの精密検査に関する情報サイト「乳がん検診info」を開設」へ
次の記事「若手外科医系医師を増やす会、外科医の減少を食い止める目的でNPO法人として始動」へ »
トップページへ戻る
最新ランキングはトップページをチェック!
【その他ニュースの最新記事】
・[コラム]夏場の汗疹でお悩みの方に・セシール、乳がんを克服した女性のためのブラジャー「ブレストケアブラ」を発売
・ワコール、創立60周年記念のブラジャー「LALAN PLATINUM MODEL(ララン プラチナ モデル)」を発売
・サークルKサンクス、福岡県初出店となる「サンクス福岡天神2丁目店」をオープン
・スター混声合唱団、「第1回『がん支えあいの日』記念フォーラム」でコンサートを実施
・[コラム]じんましんはなぜ起こるの?
・若手外科医系医師を増やす会、外科医の減少を食い止める目的でNPO法人として始動
・キャンサーリボンズ、社会全体でがん支えあいを拡げるために記念フォーラムを開催
・J&J、乳がんの検診から確定診断までの精密検査に関する情報サイト「乳がん検診info」を開設
・ワタミの介護、介護付有料老人ホーム「レストヴィラ神戸伊川谷」を兵庫県神戸市に開設
|食事・食材関連ニュース |菓子・飲料関連ニュース |健康食品・医薬品関連ニュース |睡眠関連ニュース |美容・化粧品関連ニュース |余暇・サービス関連ニュース |運動関連ニュース |マイライフ手帳データニュース(HDL調べ) |ライフ関連ニュース |生活・健康グッズ関連ニュース |その他ニュース

