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2009年07月11日
ベネッセ、小学生から高校生対象の「生活時間の実態と意識に関する」調査、6割が「忙しい」と回答
ベネッセコーポレーションの社内シンクタンク「Benesse教育研究開発センター」は、2008年11月に、全国の小学5年生から高校2年生8017名を対象にした、生活時間の実態と意識に関する調査を実施した。同調査は、子どもたちの時間の使い方の実態や時間に関する意識をとらえ、生活や学習における課題を明らかにすることを目的にしている。その結果、6割が「忙しい」「時間を無駄に使っている」を肯定し、時間の使い方に課題がみられる一方で、楽しい毎日を送る子も多いことがわかった。
居住する自治体の人口規模で生活の違いをみたところ、睡眠時間、学習時間、メディアの時間、部活動の時間など、多くの項目で地域による差は小さいことがわかった。ただし、学習時間については、都市部ほど「学校の宿題」が短く、「学校の宿題以外の勉強」が長い。また、小学生では都市部ほど「外遊び・スポーツ」の時間が長いといった違いがある。
「忙しい」と感じている子は57.3%(小49.5%、中59.2%、高64.5%)で、半数を超える。しかし、「毎日が楽しい」を肯定する子どもも82.7%(小89.1%、中81.5%、高76.0%)と多い。
「時間をむだに使っていると感じる」を肯定するのは59.4%(小46.5%、中63.6%、高69.4%)。中学生になると時間の使い方に不満を感じる子が急増する。「計画的に勉強する」を肯定するのは36.5%(小44.1%、中34.6%、高29.7%)と4割に満たないことがわかった。
日ごろの時間の使い方について得点で評価してもらったところ、平均は60.6点(小68.5点、中58.2点、高54.1点)だった。得点が低い子ほど、メディアの時間や一人ですごす時間が長く、睡眠時間や学習時間、部活動の時間が短い。こうした傾向は、小学生から高校生まで共通している。得点が低い子は、「やる気が起きない」「いらいらする」などの心身の疲れを肯定する比率が高い。
8割の子どもは「毎日が楽しい」と感じている。しかし約6割の子どもが「忙しい」「時間をむだに使っている」と回答しており、時間の使い方に課題を感じている割合は低くない。特に、小学生から中学生にかけては生活が大きく変化するため、時間の使い方についての自己評価も大きく下がる。さらに、時間の使い方に対する自己評価が低い子は、心身の疲れを感じている割合が高いといった傾向もあった。こうした結果から、学校段階や学年に合わせて、どのように時間を使えばよいか、子ども自身が考える機会を持ったり、保護者や教員が時間の使い方について助言したりする必要があるといえそうだ。
[調査概要]
調査テーマ:子どもの生活時間の実態と時間に関する意識
調査方法:郵送法による自記式質問紙調査
調査時期:2008年11月10~14日
調査対象:全国の小学5年生~高校2年生8017名(配布数2万5716通、回収率31.2%)
ベネッセコーポレーション=http://www.benesse.co.jp/
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