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2010年04月22日

ノバルティスファーマ、高血圧治療薬としてARBとCa拮抗薬の配合剤「エックスフォージ」を発売

 ノバルティス ファーマは、高血圧治療薬としての製造販売承認を取得した選択的AT1受容体ブロッカー(以下、ARB)の「ディオバン」とカルシウム拮抗薬(以下、Ca拮抗薬)の「アムロジピン」との配合剤「エックスフォージ配合錠」(以下、エックスフォージ)を4月16日に発売した。4月21日には、大阪府立急性期・総合医療センター院長の荻原俊男先生を招き、降圧の重要性や、高血圧治療において「配合剤」が患者にもたらすベネフィット、「エックスフォージ」の特性と有用性などについて、臨床試験データを用いながら説明したプレス向け講演会を開催した。

 荻原先生の講演に先駆けて、ノバルティス ファーマ 医薬品事業本部執行役員の青野吉晃営業本部長が挨拶を行った。「当社は降圧剤市場の先駆者で、今から半世紀前に製品を上市した。そして患者に高血圧治療の重要性を訴えてきた。今回、満を持してARBとCa拮抗薬の配合剤『エックスフォージ』を発売した」と、長年にわたり高血圧治療に携わってきた同社が自信をもって開発したのが「エックスフォージ」であるとのこと。

 
 「我が国の高血圧患者の約70%は、治療を行っているにもかかわらず降圧目標値に達していないという調査結果もある。このため、強い降圧効果をもち、かつアドヒアランスを改善する薬剤が必要とされていた。『エックスフォージ』は、1剤で強い降圧効果が期待できる」と、ARBとCa拮抗薬の併用剤であることから、降圧効果への期待も大きいという。「『エックスフォージ』は1剤であるため、副作用も軽減、服薬状況が向上し、経済的なメリットも得られるなど、患者にとってうれしい高血圧治療薬になっている」と、高血圧で悩む患者を全面的にバックアップしていく考えを示した。

 続いて、「エックスフォージ」の臨床に初期段階から関わってきた荻原先生が「厳格な降圧目標達成のために -配合剤の意義とエックスフォージ-」と題したセミナーを実施した。「血圧とは、血液が血管壁に与える血管内圧のことであり、一般にいわれる血圧とは大動脈など太い血管の内圧を指す。高血圧とは、収縮期血圧140mmHg以上で拡張期血圧90mmHg以上と定められている。高血圧の90%以上が原因がわからない本態性高血圧とされている」と、高血圧に関する基本情報を解説。「本態性高血圧は、食塩の摂取が多かったり、肥満だったり、飲酒量が増えたり、運動不足だったり、ストレスを抱えているといった環境因子に、遺伝因子が加わることで疾患しやすくなる。本態性高血圧の予防には、食塩を控えるなどの生活習慣の改善が第一となる」と、生活習慣を見直すことで高血圧を予防することができるとのこと。「血圧が上がると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるという報告もあるだけに、血圧を上げない、また上がった血圧を下げるということが必要になる」と、降圧は私たちの命を守るという意味で必要不可欠であると荻原先生は説いていた。

 
 「血圧を下げるためには、降圧薬治療が用いられる。その際、末梢血管収縮で上昇した血圧をCa拮抗薬で下げるのだが、血圧の下降によって交感神経とRAASが刺激されて、アンジオテンシンIIが上昇する。これをARBでブロックする。つまり、Ca拮抗薬とARBの併用療法で血圧を下降させている場合が多い」と、高血圧の患者の多くは、Ca拮抗薬とARBを併用して服用しているとのこと。「ただし、服用する薬が1つ以上あると、患者のアドヒアランスは低下する」と、Ca拮抗薬とARBを併用している患者は服薬継続率が低いという。「そこで、アドヒアランス改善のためにも配合剤の導入が期待されていた。米国では、配合剤によって、服薬継続率が高まっただけでなく、降圧目標値の達成率も上昇したという試験結果もある」と、配合剤を用いた患者と併用した患者とを比較したチャートを用いて、その有用性を説明してくれた。
 
 「配合剤は、患者の医療費負担を軽減するというメリットもある。今回発売した『エックスフォージ』は、ARB中心用量とアムロジピンの合計薬価と比較しても低価格となっているため、2種類併用するよりも当然安価にすむ」と、コストパフォーマンスに優れている点も配合剤の魅力だと述べていた。最後に荻原先生は、「多くの臨床試験の結果をみても、『エックスフォージ』のような配合剤が、我が国でも今後ポピュラーになっていくことは間違いない」と、降圧効果が期待でき、患者にやさしい配合剤が急速に普及していくと予測していた。

[薬価]1錠:130.10円
[発売日]4月16日(金)

ノバルティス ファーマ=http://www.novartis.co.jp/
「エックスフォージ」ホームページ=http://www.exforge.jp/

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