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2010年10月11日

日本アキュレイ、がん放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」を発売

 日本アキュレイは、放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」の販売を10月5日から開始した。同日には、新製品の発表会と、国立がん研究センター中央病院 放射線治療科 科長の伊丹純先生と埼玉医科大学 国際医療センター 放射線腫瘍科 外来医長の塚本信宏先生による、がんにおける放射線治療の現状やサイバーナイフの活用事例などを紹介するセミナーを開催した。

 「サイバーナイフシステムは、ロボットアームに搭載されたコンパクトな直線加速器と追尾システムで構成され、メスも麻酔も必要ない低侵襲ながん治療を可能にする放射線治療機器」と、サイバーナイフシステムの概要について、米アキュレイのユーアン・トムソン プレジデント兼CEOが説明。「現在までに、全世界で約10万人近い患者の治療に使用され、米国や欧州、アジアなどの国々に200以上のサイバーナイフシステムが導入されている」と、サイバーナイフシステムは急速に普及つつあるとのこと。

 「新製品『サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム』では、より高い精度と安全性、そして低侵襲性を追求。頭蓋内を含む頭頸部や、脊髄、肺、肝臓、すい臓、前立腺、乳房の治療が可能になった」と、がん治療の領域をさらに拡大したシステムになっているという。「今後も適用部位の拡大を進めていくと同時に、日本の患者が安全で効果的な治療が受けられるように、日本の医師とも連携していきたい」と、がんで苦しむ多くの患者を一人でも救いたいとユーアン プレジデント兼CEOは述べていた。

 
 「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」の新機能や概要について、日本アキュレイの穂積重紀社長が紹介した。「『サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム』は、直線加速器のコンパクト化、効率的な移動経路の選択、新たな追尾システムの搭載が主な特徴。線量率は、前世代製品の2倍となる800MU/分となっている」とのこと。「また新製品では機器上の制限がなくなり、より多くの照射可能角度をとることができるようになったため、腫瘍の形状が複雑であっても、形状に合わせた線量分布をより精密に描くことができる」と、機能が格段に向上したという。「追尾・位置補正システムや患者位置決め装置、ロボット寝台、新しいコリメータとあわせ、正常組織への照射の抑制が可能となっている」と、高い安全性も確保できたと力説する。
 
 「放射線治療の複雑な治療計画を効率的に作成するサイバーナイフシステム専用治療計画装置もバージョンアップ。複雑な計算を比較的短い時間で行う線量計算方法の採用や、治療テンプレート機能の充実で、患者一人ひとりに合わせた治療計画の作成時間を短縮できる」と、患者のみならず医師の負担も軽減できるように配慮。「これまで手作業で行ってきたコリメータの交換をロボットアームが自動で行うようになり、完全自動化を実現した」と、より正確な照射が可能であるとのこと。「『サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム』によって、治療の自動化・短縮が実現し、医療従事者の負担が軽減されることで、一人でも多くの患者を治療できるようになると確信している」と、新製品が広く受け入れられるものと自信をみせていた。

 続いて、がんにおける放射線治療について、国立がん研究センター中央病院 放射線治療科 科長の伊丹純先生が講演を行った。「日本では、欧米諸国に比べてがん患者が放射線治療を受ける割合は低くなっている」とのこと。「この背景には、日本は胃がんの患者が多かったため、放射線治療による根治は不可能であった」と、日本における放射線腫瘍学が出遅れてしまった理由を解説してくれた。「しかし、近年欧米型のがんである、肺がんや前立腺がん、乳がんなどの罹患率の増加とともに放射線治療が脚光を浴びつつある」と、日本でも放射線治療を受ける患者は増加傾向にあるようだ。

 
 「そもそも放射線治療とは、人間など哺乳動物の細胞は放射線を一定量以上浴びると死滅することを利用した治療法。がん細胞と正常細胞の放射線感受性の差を利用してがんを死滅させる。できる限り、がんに限局して放射線を照射する必要がある」と、放射線治療の基本を改めて紹介。「人は、呼吸をしたり、直腸ガスの存在による前立腺の背腹方向のズレから、腫瘍が必ず同じ位置にあるとは限らない。これを考慮して放射線を照射する必要がある」と、通常は広範囲に放射線を照射しているとのこと。「腫瘍の体積には、CTや触診・視診などで把握できる肉眼的腫瘍体積、CTや触診・視診などでは把握できないがごくわずかな腫瘍細胞が広がっている臨床的標的体積、臨床的標的体積にセットアップエラーと腫瘍の生理的動きを加えた計画標的体積がある。臨床的標的体積と計画標的体積の差を縮小することが放射線治療の長年の課題」と、腫瘍のみに放射線を照射することの難しさを述べていた。

 では、この差を縮小するためにどのようなことが行われているのだろうか。「全身固定器具を作成したり、治療直前のCTなどの画像による照射間の動きの補正を行っている。さらに、呼吸のある一定の位相のみで照射を行ったり、呼吸運動を抑えて治療したり、照射中の間歇的透視などによって照射中の動きの補正をしている」と、位置の再現性と生理学的運動の制御の両面からアプローチしているという。「この他、小線源治療といって、放射線の源を腫瘍内に直接挿入して放射線治療を行う。腫瘍内に直接線源を挿入するので、線源は呼吸などによる腫瘍の動きと一緒に動く。このため体位は関係なくなる」と、計画標的体積と臨床的標的体積を一緒にすることができる治療が小線源治療である述べていた。「小線源治療は、前立腺がんや口腔低扁平上皮がんなどで行われている」と、具体的な適用疾患も紹介してくれた。

 さて、国立がん研究センター中央病院では、まだ「サイバーナイフ」を導入しておらず、現在導入を検討している状態だという。「臨床試験によって『サイバーナイフ』の効果を高いエビデンスレベルで示す。とくに、肺がん・肝がん・前立腺がんでの臨床研究を目指す」と、「サイバーナイフ」を導入する意義を説明。伊丹先生は「『サイバーナイフ』はまだ未知の機器だと思うが、様々な可能性をもった機器でもあると感じている」と、「サイバーナイフ」はまだまだ進化する機器であると期待を寄せていた。

 「サイバーナイフ」のユーザーの立場から講演を行ってくれたのは、埼玉医科大学 国際医療センター 放射線腫瘍科 外来医長の塚本信宏先生だ。「『サイバーナイフ』は細い放射線を動きながら照射する。放射線をあてたところをあたかも切り取ってしまったかのように病変を取り除く」と、機器の特徴を紹介。「『サイバーナイフ』は、この細胞には放射線を照射したくないなどの制約をあらかじめ入力して、照射方向や線量を決める逆治療計画であるため、理想的な線量分布が得られやすい」と、通常とは逆の考えで計画を立てることも「サイバーナイフ」の大きな特徴になっているようだ。

 「サイバーナイフによる体幹部定位照射として骨転移、腹部リンパ節転移を実施した。呼吸移動がなく、金マーカーも不要の治療となっている」と症例を紹介。「骨転移、腹部リンパ節転移を消失し、無病にもっていくという選択肢がサイバーナイフで可能になった」と、サイバーナイフで臨床経過を好転できるとのこと。「定位照射では、線量を集中して、狙い撃ちができる。このため、病変にさらに大線量を照射して、治癒率を上げたり、病変に十分な線量を与え、要注意臓器の線量を低く抑えられる」と、定位照射の利点を力説してくれた。さらに、「サイバーナイフの肺定位照射の特徴は、理想に近い線量分布で、高い位置精度のため、治癒率の向上や合併症の減少を図り、3回から1回という短期間での実施が可能となっている。ただし金マーカーの留置は必要だ」と、肺がんにサイバーナイフを適用することは可能であるとの見解を示した。

 
 塚本先生は、「サイバーナイフ治療は、世界的に十分な歴史があり、すでに成熟した技術であると感じている。そして、現在は実りの秋の時期にさしかかった」と、サイバーナイフは成熟期に達したと分析。一方で、「Best practiceを実践するためには、コツがあるため、修練経験も必要」と、サイバーナイフは導入すればすぐに使いこなせるという機器ではないと指摘する。「今回、日本にもトレーニングセンターができたので、修練経験の向上という課題も克服できる環境になったと自負している」と、着実にサイバーナイフは導入しやすくなってきているようだ。「『サイバーナイフ』は、今まで治療法がなかった患者に対して希望を与えてくれる機器でもあると感じている。それだけに、1人でも多くの患者が家や職場に復帰できるようにしていきたい」と、がん患者を救っていきたいと述べていた。

 また、日本アキュレイは、10月1日に「サイバーナイフ 東京トレーニングセンター」を開設したことも発表した。同トレーニングセンターでは、医療従事者に対するトレーニングや、装置の活用法に関するセミナー、システムアップグレードにともなう新しい操作方法の研修などを行うという。

日本アキュレイ=http://www.accuray.com/


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