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2008年04月12日

ファイザー、受診経験のある患者における受診行動調査、患者の約4人に1人が治療を中断経験あり

 ファイザーは、2007年3月19日~30日にかけて、日本国内に在住する12歳以上の一般生活者のうち、うつ病・うつ病関連疾患(不安神経症、神経症・心気症、不眠症、心身症、パニック障害、自律神経失調症、ストレス障害、気分障害、適応障害)で受診経験がある1000名を対象に、「受診経験のある患者における受診行動」についてインターネット調査を実施した。その結果、受診経験のある患者さんの約4人に1人が治療を中断したことがあると回答。その内「症状が治まっていなかった」にも関わらず、治療を中断したのは41%であることがわかった。

 今回の調査では、過去にうつ病やうつ病関連疾患によって医療機関を受診した人のうつ治療の中断経験や最初に受診した医療機関について、また、治療の際に重視することや治療に対する満足度について集計を行った。

 「最初に受診した医療機関はどこですか」との問いでは、専門医を受診した回答者は53%で、非専門医を受診したのは45%だった。メンタルな疾患の初診受診先の約半数は専門医で、初診段階でも専門医の受診意向は低くないことがわかった。

 また、「最初に医療施設を受診してから治療の途中に医療施設を変更したことがありますか」という問いでは、専門医受診者では26%、非専門医受診者では30%の患者に変更経験があった。

 初診受診先から変更パターンでは、専門医から専門医に変更が43%、専門医から非専門医が5%、非専門医から非専門医が22%、非専門医から専門医が27%で、変更パターンは、専門医から専門医の割合が最も高い一方で、非専門医で継続治療を受ける患者も2割いることがわかった。なお、専門医は精神科、心療内科、小児心療内科、非専門医はその他の診療科を指す。

 「うつ病・うつ病関連疾患に関する治療を中断したことがありましたか」の質問では1000人中、25%(252人)、4人に1人が「中断したことがある」と回答した。また、中断時の病気の状態については、30%(76人)が「症状は治まっていた」、41%(104人)が「症状は治まっていなかった」、26%(65人)が「両方のケースあり」と答えた。その理由としては、「通院が面倒」、「通院するほどの病気、症状ではないと思った」、「症状が良くならなかった」が多くあげられたことで、まだ症状が治まっていないと自覚しているにも関わらず、治療を中断してしまう現状が明らかになった。

 初診時の診断で「うつ病・うつ状態」と診断された割合は、専門医で52%に対して、非専門医では、17%だった。非専門医受診者では、うつ病・うつ状態と診断されず、自律神経失調症などの診断がされるケースが専門医に比べ多く存在することがわかった。また、専門医受診者と非専門医受診者のメンタルな疾患治療のための薬剤服薬状況は、非専門医受診者では、単剤処方(特に抗うつ剤以外)が多い傾向にある一方で、専門医受診者の方が、より多くの薬剤を服用している傾向にあることがわかった。

 専門医受診者と非専門医受診者について「治療全般の満足度」について分析を行ったところ、専門医受診者では「医療施設の雰囲気、受診のしやすさ」、「薬剤の効果」、「医師の病気の説明」が、非専門医受診者では、「医師の病気の説明」、「薬剤の効果」が強い影響を及ぼしていることがわかった。

 項目別に満足度を比較したところ「医師の病気の説明」では、専門医受診者の満足度が高い状況にあったが、「薬剤の効果」については、満足度の違いはみられなかった。

 また、専門医受診者では「副作用の少なさ」の満足度が、非専門医受診者に比べ低い傾向にあり、「治療全般満足度」は専門医の方が高いものの、効果や副作用といった治療内容よりも、病気の説明が専門医受診者の満足度の高さに影響している傾向がみられた。

 初診時、普段かかっている身近な医療機関を受診した人の満足度は、専門医受診者では「初めて」利用した施設と満足度の違いは見られませんでしたが、非専門医受診者では、各項目とも普段かかっている医療機関の受診者の満足度が高い傾向がみられた。一方、症状に気が付いてから受診までの期間が早いと患者の満足度が高い傾向を示していたことから、身近な疾患であるうつ病を日頃の診療の際にできるだけ早く発見、診療することについて、かかりつけの医師が取り組むことで、患者満足度に寄与することも考えられる。

調査結果のまとめと調査概要[PDF]

ファイザー=http://www.pfizer.co.jp/

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