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2008年04月16日

三菱地所ホーム、住宅と空気環境に関する意識調査、3人に1人は温度設定をめぐり家族とけんか経験あり

 三菱地所ホームは、首都圏に住む30代~50代の男女計400名を対象に「住宅と空気環境に関する意識調査」を実施した。その結果、3人に1人は「温度設定をめぐり、家族とけんかしたことがある」などの点が明らかになった。

 同調査は、同社が標準搭載する全館冷暖房換気システム「エアロテック」の需要を探るため、実施したもの。

 人々の快適な住環境を実現するにあたって欠かせない要素である室温。その温度を調整するための空調(エアコン)の設定温度をめぐり、家族間で快適な設定温度の取り合いが起こっている現状が同調査によって浮き彫りになった。

 「家族で空調(エアコン)の温度設定でのトラブルはありますか。」の問いに29.7%の人が「はい」と答えた。同調査の対象者の人々は別世帯からの抽出となっていることから、一般家庭のうち3世帯に1世帯は多かれ少なかれ、エアコンの室温設定をめぐるトラブルがあることが分かった。また「トラブルが発生した際にどうしますか?」の問いで最も回答として多かったのが、「母親の意見尊重」(27.6%)で、次いで「父親の意見を尊重」(19.0%)だった。家族内での妻の強さを窺い知ることができる調査結果となっている。

 「トラブルが発生した際にどうしますか?」に対して50代以上の女性は42.9%の人が「父親の意見を尊重」と回答し「母親の意見を尊重」(14.3%)を大きく上回っているのに対し、30代・40代女性で「父親の意見を尊重」としたのはそれぞれ18.6%・5.0%で、ともに「母親の意見を尊重」の回答を下回る調査結果となっている。「一家長として夫を立てる」のは現在50代以上の世代がほとんどで、団塊の世代以降の世代の父親の発言力が弱い世相を垣間みることができる。

 「トラブルが発生した際にどうしますか?」に対して、50代以上女性のうち28.6%と3割近い人が「別々の部屋で過ごす」としていて、これは30代・40代に比べはるかに高い割合となっている。また、30代・40代にはみられた「衣服で調整して我慢する」という回答も50代以上の女性ではみられず、夫の意見は立てつつも、自ら距離を置くという熟年層の夫婦の距離感を感じさせる現状が浮かび上がった。

 旧来、「次に建てたい(住みたい)新居への望み」の上位は建物の耐性や防犯対策など、安全性に関わるものが多くを占めていた。同調査では消費者のニーズが住宅自体の居心地や住み心地など居住環境重視に変化しつつある兆しがみえてきた。

 「今度の新居を建てる時には何を求めますか?」の問いに、「間取り」と「採光・通風」を1位にあげた人の合計が68.3%と約7割に達し、屋内空間の快適さ、充実を求める声が強いことがうかがえる。「現在のお住まいへの不満点はどこですか?」の問いで「間取り」と「採光・通風」との回答がそれぞれ第1位と第4位と、揃って上位にあがっていることから、多くの人が次回の家で改善したいポイントとして意識していることが分かった。また、現在の家の不満点として第2位及び第3位にあがった「キッチン」「水周り設備」に関しては、「今度の新居を建てる時には何を求めますか?」の問いで1位にあげた人は合計で2.5%に過ぎず、現状に不満は感じつつも、改善したい優先順位としては非常に低いことも分かった。

 2004年に同様の調査を実施した際には、「住宅購入の際に住宅スペックで重視する点は何ですか?」の問いに対し、「間取り」「耐震性」「耐久性」「採光・通風」「耐火性」が上位5項目だった。今回の調査では、「間取り」「採光・通風」は重視項目として再度あがったが、それ以外の耐性に関する項目は、軒並み優先順位を下げる結果となった。これは、近年のハウスメーカーの技術力向上によって、住宅の耐性関連は消費者のニーズを満たすレベルで拮抗してきているのに対し、間取りや採光、通風など、消費者が望む住環境の実現するサービスがまだ行き届いていないことが考えられる。今後、住宅の物理的な耐性は備えていて当たり前の前提条件になり、より住環境の向上を意識した家作りが求められるようになりそうだ。

 人々の快適な住環境を生み出す要素は何なのか、逆に妨げになる要素は何なのか、家の中での嫌いな場所の調査により、その傾向がみえてきた。

 「現在のお住まいで嫌いな場所はどこですか?」の問いに、「特にない」と回答したのは15.3%にとどまり、84.7%の方が具体的な場所をあげた。中でも不人気だったのは「風呂」「キッチン」「トイレ」で、水周りのスペースが独占する形となった。理由としては、広さなどの間取りの問題をはじめ、湿気が多い、寒暖の差が激しい、日当たりが悪い(暗い、寒い)などが主だった回答だった。家の中の室温や湿気などが、人々の快不快に大きな影響を与えることが分かる結果となった。

 一般的にキッチンというスペースに対しては女性の方が高い関心を持っているイメージがあるが、実は比較的多くの男性がキッチンに対して関心をもっているということが同調査によって分かった。特に30代の男性にその傾向が顕著で、19.5%もの人が最も嫌いな場所としてキッチンをあげた。これは同じく30代女性の18.8%を上回る数字だ。キッチンは女性だけが関心を持つ場所、ではなくなってきているようだ。

調査結果の概要[PDF]

三菱地所ホーム=http://www.mitsubishi-home.com/

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