[お知らせ]スマートフォン向けサイト、近日オープン!

HOME >> データリポート >> インターブランド、グローバルブランドの「ブランド価値ランキング」を東京証券取引所で発表


2012年10月 3日

インターブランド、グローバルブランドの「ブランド価値ランキング」を東京証券取引所で発表

 ブランドコンサルティング会社のインターブランド・ジャパンは、1984年にブランドのもつ価値を金額に換算するブランド価値評価手法を開発、その後1999年から毎年、グローバルブランドの価値を評価しランキング形式で“Best Global Brands”として発表している。今年度のランキングの発表は、“Best Global Brands 2012”と題し、10月3日に東京証券取引所(東証Arrows)で行われた。発表会では、「ブランド価値評価」の手法や今年度のランキング内容、およびその傾向について説明した。

 「当社は1974年、英国のロンドンで設立された世界最大のブランドコンサルティング会社。ブランドを“Living business accet=常に変化するビジネス試算”と定義し、世界27ヵ国、約40のオフィスを拠点に、グローバルでブランドの価値を創り、高め続ける支援を行っている」と、インターブランド・ジャパンの岩下充志社長が挨拶。「2010年には“ブランド価値評価”としては初めてISOを取得した」と、ブランドの金銭的価値測定において世界標準として認められたという。「そして、グローバルブランドの価値を評価したブランドランキングである“Best Global Brands”や、生活者の環境イメージと企業の環境活動の実態とを総合的に評価した“Best Global Green Brands”のレポートを広く公表している」と、ランキング形式で“ブランド価値評価”を世界に発信しているとのことだった。

 「当社では、ブランディングとは、“経営戦略に基づいたあらゆるビジネス活動を通じて、ブランドの価値を最大化すること”であると考えている。このブラ ンド価値を最大化させるために、7つの要素からなる“ブランディング・フレームワーク”によって、グローバルに様々な知見とサービスを提供している」と、 独自の評価でブランディングを行っていると岩下社長。「“ブランディング・フレームワーク”では、(1)ブランド・オーナーの意志、(2)顧客インサイ ト、(3)競合差別性--という3つの要素から、(4)ブランドの拠どころとなる中核概念によって、ブランドが顧客に最も伝えたいことを盛り込む。そし て、(5)ブランド・ポジショニングを体現するための仕組みをつくり、(6)ワンボイスの社外浸透と社内コミュニケーションを行う。これはブランド・コ ミュニケーションといった広告の制作や社員研修などを意味する。最後に、(7)効果測定と新たなサイクルとして、財務分析、ブランド役割分析、ブランド力 分析から、ブランド価値がどのように評価されているかを知り、今後のさらなる成長のための強化すべきポイントを明らかにする」と、7つのステップでブラン ドを評価していることを紹介してくれた。

 続いて、インターブランド・ジャパンの田中英富エグゼクティブ・ストラテジー・ディレクターが “Best Global Brands 2012”のブランド価値評価とランキングの発表を行った。「ブランドの価値とは、ブランドによって得られる将来的な利益を算出することにある。つまりブ ランドの価値は将来獲得するであろう財産を見える化することにある。見える化したことで、ブランドが成し得る金額を試算する」と、「ブランド価値」による “Best Global Brands 2012”の概念を紹介。「ブランド価値の評価手法は、財務分析、ブランドの役割分析、ブランド力分析から構成されている。そして、そのブランドのビジネ スから、将来どの位の利益が得られるかを見ていく」と、評価方法を解説した。「評価の対象基準としては、(1)各種財務情報が公表されていること、(2) グローバルに展開していること、そのうち、自国以外の売上高が30%を超えており、少なくとも3つの主要な大陸に進出し、新興国もカバーしていること、 (3)B to Bブランドであっても、グローバルで一般に認知されていること、(4)ブランドが顧客の購買行動に影響を与えていること--これらを満たす企業・商品を抽 出し、評価した」と、“Best Global Brands 2012”の対象について言及した。

 

 「今年で13回目を迎える “Best Global Brands 2012”では、Coca-Colaが13年連続でNo.1ブランドの地位を維持した。また、昨年に続き大幅にブランド価値を高めたAppleが、第2位 に躍進した。注目すべき点は、エレクトロニクス/ITサービス関連ブランドでトップだったIBMをAppleが抜いたこと。先日、時価総額でも Microsoft(以下、MS)を抜いたGoogleが、ブランド価値でも同社を抜いてしまったこと。そして、Samsungが9位にランクインし、 Toyotaを抜いてアジアNo.1ブランド価値に躍り出たことである」と、前年に比べて上位のランキングの顔ぶれに変化が見られたと田中ディレクターは 興奮気味に話していた。

 「伸び率は、スマートフォンを軸にしたIT/デジタル革命にいち早く対応できたブランドが軒並み好調であったといえる。一方、ブラ ンド価値を下げた要因を分析すると、いずれもIT/デジタル革命に乗り遅れてしまったブランドであることがわかった」と、次々に新たな革新が誕生するIT 分野において、その動きを柔軟に察知し、商品やサービスを提供していくことが、ブランド価値には欠かせないファクターになっていると田中ディレクターは解 説していた。

 

 「注目すべきカテゴリとして、エレクトロニクス/ITサービス関連が挙げられる。海外企業と日本企業のブランド価値を比較 したところ、Appleの企業価値が非常に高いことがわかった。Appleはブランド価値向上があったからこそ、時価総額世界第1位を獲得することができ たともいえる。これに対し、MSのブランド価値は横ばい傾向が続いている。AppleやGoogleがブランド価値を伸ばしているだけに、MSの横ばい傾 向は、ブランド価値の下落を意味しているものと考えられる。それを物語るように、MSは2005年からブランドシェアが下がっている」と、デジタル/IT 革命の波に乗ることができたブランドと、乗ることができなかったブランドとで、明暗が分かれる結果になった。

 

 「自動車部門では、 Toyotaが1位をキープしている。ただし、ブランド価値を大きく伸ばしたブランドと、一ケタ程度の伸びにとどまったブランドとに二極化していることも 今年の大きな特徴だ」と、自動車部門でもランキングを細かく分析することで、ブランド価値を向上させた要因が明らかになるという。

 

 「まず、グローバルに販 売台数を伸ばすことができた企業は、ブランド価値を向上させている。とくに、先進国を上回る販売台数を誇る新興国で販売台数を伸ばしたブランドが軒並み好 調だ」と、自動車産業の中心であるBRICsを中心とした新興国で好調なブランドが価値を高めたようだ。「そして、環境対応に積極的なブランドは価値を高 めている」と、Toyotaはハイブリット車の評価が企業価値の向上につながったようだ。「今後は、自動車部門にもデジタル/IT革命の波が押し寄せてく ると思われる。この動きに対応しているブランドの動向が注目される」と、田中ディレクターは、デジタルコミュニケーションとの向き合い方が、ブランドのマ ネジメントに大きな影響を及ぼすと指摘していた。

 

 “Best Global Brands 2012”の発表後、日産自動車の中村史郎常務執行役員チーフクリエイティブオフィサー、同じくグローバルブランド部門グローバルマーケティング部統括 VPのルー ドゥ・ブリース氏、同じくグローバルブランドストラテジー&マネージメント部GMのゲルハルトフーリエ氏がゲストとして参加。発表会場が東証Arrows ということもあり、打鐘式を行った。中村常務は、政治的緊張状態にある中国情勢など不安はあるものの、「当社が展開する “Nissan”“Infiniti”“Datsun”の3つのブランドを向上させていくことが中期計画の柱でもある」と、ブランド価値向上が同社のビジ ネス戦略において大きなウエイトを占めていると強調していた。

インターブランド・ジャパン=http://www.interbrand.com/ja/



★週間アクセスランキングTOP5[2012.7/23~7/29]
1.アンファー、男性向け薬用シャンプー「スカルプD」の新キャラクターにEXILEのTETSUYAさんを起用
.ロート製薬、かかとや足裏のがさがさ水虫を治す「エクシブディープ10クリーム」など発売
.メナード化粧品、優れた化粧持ち効果の新フッ素処理粉体をパウダーファンデーションに応用
.山口・周防大島の血管年齢の若さが証明、健康に役立つ有益な機能として注目を集める"糖転移ヘスペリジン"
.エスエム・エンタテインメントとエクスパンド、プロバンス発の香水「GiRL DE PROVENCE」を発売、イメージモデルの少女時代が魅力をアピール
  最新ランキングはトップページをチェック!

【データリポートの最新記事】

これからの高齢化社会医療 創業100周年アニバーサリー特集食事・食材関連ニュース菓子・飲料関連ニュース健康食品・医薬品関連ニュース睡眠関連ニュース美容・化粧品関連ニュース余暇・サービス関連ニュース運動関連ニュースデータリポートライフ関連ニュース生活・健康グッズ関連ニュース医療最前線ニュースその他ニュース東北地方太平洋沖地震関連ニュース

オススメ情報