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2007年10月26日
食と旅に関する調査、食を目的として旅する人は60%以上で行ってみたい観光地は札幌・松阪・大間に
JTBグループの総合広告会社であるジェイ・アイ・シーの「旅の販促研究所」は、食がどのように旅に関与するかという調査結果を発表した。その結果、食を目的として旅する人は60%以上で、食を目的とした観光地で経験したトップは横浜、次点は札幌となった。一方、食を目的に行ってみたい観光地は札幌、松阪、大間がベスト3となった。
この調査は、3月に最近3年間に海外旅行および宿泊をともなう国内旅行経験のある18~69才の男女2200人にインターネットを通じて、行ったもの。調査は、事前調査として同調査の前に食事を目的とした旅行経験や印象に残っている食事とその都市などを自由回答によって集約し、その結果をもとに「50の都市・地域と料理」を選出。同調査ではその50都市・地域を対象に食事を目的とした旅行の経験や意向の度合いを調査したもの。
まず、食事を目的として旅行に行ったことがあるかでは、男女とも約20%が食事を第一の目的として国内旅行に行っており、主要な目的として行った国内旅行を加えると60%以上が食事を目的とした旅行をした経験をもっていることがわかった。男女別では、女性のほうが66.5%と若干男性を上回った。
年代別では、食事を第一の目的とした旅行で最も高いのは女性の30代で、次に男性の30代が続く。女性の20代・40代も高くなっている。この年代は他の調査でもインターネットによる情報収集率の高い層でもある。逆に、数値が低いのは女性の50代・60代となっていた。この層は、食事よりも自然観光や歴史・文化観光が高くなっており、より観光要素を優先すると考えられる。
都市・地域の食旅の経験度について、横浜、札幌は約70%が経験ありとしている。経験度40%を超える都市は横浜、札幌、長野・松本、伊豆、那覇、神戸、名古屋、京都、長崎が入った。
純粋な「訪問経験」と食の「経験度」を典型的な札幌、京都、喜多方で比べてみると、札幌の旅行経験は75.4%に対して食の経験は69.3%とどちらも高い数値を示していて、「訪問者経験率」は92.0%になる。それに対して京都は、札幌と同様88.5%の旅行経験があるが、44.9%しか食の経験はなく、「訪問者経験率」は50.7%となる。「訪問者経験率」トップの都市は喜多方で23.0%しか旅行経験はないが「訪問者経験率」は92.5%で、行った人のほとんどが喜多方ラーメンを食べている。2位は札幌の92.0%、3位は那覇の90.7%となった。
食を目的とした目的地について、「札幌」は、食事の特徴として高額のものから安価なものまで食事内容が豊富で、金額に合わせて美味しい食事をセレクトできることやテレビ番組や雑誌でよく取り上げられていることなどが要因と思われる。「松阪」は、ブランド力が強いからと考えられる。「肉の芸術品」といわれる松阪牛を1度は食べてみたいということがうかがえる結果となった。また、「大間」は訪問経験が5.4%しかないのに、この数値は非常に高いといえる。知られていない都市でもテレビ番組で特集を組まれたり、寿司屋の品書きで「大間産のマグロ」と目にすることで急速に刷り込みがされたのだろう。PR効果の表れた典型的な例といえる。
「高松」は、映画「UDON」や讃岐うどんをテーマにしたテレビ番組、香川県のキャンペーンなどが大きく影響していると考えられる。また、自分でねぎを切ったり麺をゆでたりするセルフサービスの店の話題性も高く、旅行者も参加できることを楽しみにしているようだ。「博多」は、その土地ならではの個性(屋台)がよく知られ、誘引していると思われる。「名古屋」は、個性的な食事(櫃まぶしや八丁味噌文化)には特に若い女性の反応が良いようだ。「愛地球博」の開催による口コミ効果も高いと思われる。
ジェイ・アイ・シー=http://www.jic.co.jp/
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