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2008年04月17日

常盤薬品など、コエンザイムQ10のしわ改善のメカニズムを細胞レベルで明らかに

 ノエビアグループの常盤薬品工業は、サンクリニック市橋正光(まさみつ)先生(神戸大学名誉教授)、ならびにカネカとの共同研究によって、酵母由来のコエンザイムQ10(カネカ社製)のしわに対する作用メカニズムを細胞レベルで明らかにした。

 コエンザイムQ10は、ミトコンドリアの電子伝達系で補酵素として働くことで、生体内のATP産生を担っているとのこと。サプリメントや化粧品にも配合されており、しわの予防や改善に効果があるとされているが、その作用メカニズムについては明らかになっていなかった。そこで紫外線照射によるしわ形成に、コエンザイムQ10(カネカ社製)がどのように関与するか、皮膚の細胞をもちいて検証した。

 試験方法として、まず培養した角化細胞(細胞は表皮、真皮、皮下組織から成っており、表皮を主に構成しているのが角化細胞)に紫外線(UVB)を照射することで、誘導されるサイトカイン(IL-1α、IL-6)(細胞間で炎症状態などの情報を伝えるために分泌される物質)発現が、酸化型および還元型コエンザイムQ10(カネカ社製)の添加によってどのような影響を受けるか調べた。また、その培養液をヒト由来の線維(せんい)芽が細胞(真皮を主に構成する細胞で、皮膚の弾性を保つコラーゲンを産生する)に添加したときに誘導されるコラゲナーゼ(MMP-1)(コラーゲンを分解する酵素。コラーゲンが分解されることで、しわの原因となる)を定量した。

 その結果、コエンザイムQ10(カネカ社製)は角化細胞で、紫外線照射によるサイトカインの産生を抑制し、その後、繊維芽細胞で誘導されるコラゲナーゼを抑制した。コエンザイムQ10(カネカ社製)はしわの改善に有用であることが判明し、近く商品化を予定しているとのこと。

 なお、今回の研究成果は4月18日~4月20日、「第107回日本皮膚科学会総会」で発表する。

常盤薬品工業=http://www.tokiwayakuhin.co.jp/

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