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2008年06月03日
ノエビア、官能的に感じる肌の柔らかさには表面の摩擦特性が重要であることを解明など発表
ノエビアは、より実効感の高い化粧品開発を行うため、液状オイルが皮膚に柔らかさを与えるメカニズムを研究してきた。その結果、細胞間脂質モデルを用いて評価する手法(特許出願中)を開発し、液状オイルが角層(角質層)の細胞間脂質を柔軟にすることで角層全体を柔らかくするメカニズムを発見した。一方、官能的に感じる肌の柔らかさには表面の摩擦特性が重要であることを解明した(特許出願中)。
皮膚に触れたときに感じる肌ざわりは、美容の上で大変重要な因子であり、特に柔らかな触り心地は理想的な肌の条件として多くの人に望まれている。そのため皮膚の最外部である角層の柔軟性に関しては詳細な研究が進んでおり、これには水分の関与が大きいことがわかっている。一方、液状オイルを塗布した際に「肌が柔らかくなった」と感じたという経験は多くの人が持っているが、これらが皮膚を柔らかくするしくみは明確には分かっていなかった。
まず、液状オイルが塗布後は細胞間脂質部分に存在していることを蛍光顕微鏡観察により明らかにし、作用部分を特定した。
次に自社で作成した細胞間脂質モデルを用いて、動的粘弾性測定装置によりその硬さを評価する手法を新たに開発した。これによって液状オイルが実際に細胞間脂質の物性を変化させていることが分かった。
さらにそれが角層全体の柔軟性に直接影響を与えていることを明らかにした。
また、同研究では力学的に肌の柔軟性を評価するのみならず、化粧品分野で重要な感性・官能面にも着目してアプローチした。その結果、液状オイルを使用した際に人が官能的に感じる「肌の柔らかさ」は、表面の摩擦特性が大きな影響を与えていることを解明した。
これらの成果を2008年6月5~6日に東京大学で行われる「第31回日本バイオレオロジー学会」で発表する。また、より使用感が良く、実効感の高い製品開発のための技術として、今冬発売のエイジングケア化粧品に応用していく予定だ。
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