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2008年08月27日
ポーラ研究所、肌にやさしい泡は十分な泡立てはもちろん石鹸の量が重要であることを確認
ポーラ研究所は、洗顔の泡立てが及ぼす皮膚への影響について固形石鹸を用いて調べた結果、洗顔による肌の乾燥を防ぐには、十分な泡立てだけではなく、泡の石鹸濃度が重要であることを突き止めた。肌にやさしい理想的な泡は、石鹸の使用量が適度(石鹸を転がす回数が5、6回)で、水と空気をたっぷり巻き込み、十分泡立てられた「ふんわりした泡(泡の石鹸濃度が低い)」であることがわかった。
洗顔用固形石鹸は、入浴用等の一般的な固形石鹸と比較して脂肪酸石鹸量が少なく、低刺激で「肌にやさしい」といったイメージで、敏感肌用として市場で販売されている商品も多くある。近年、洗顔料のアドバイスとして「しっかり泡立てる」ということをいわれているが、固形石鹸の特徴を考慮した泡立のアドバイスは、あまりなされていないようだ。そこで同社は、「固形石鹸の泡立て注意点」、「皮膚への影響」を把握するために、実態調査および使用テストを実施した。さらに、「泡」を客観的に比較する新しい手法として「泡体積あたりの脂肪酸総量」に着目し、泡立て手順(石鹸を転がす回数、水の追加、空気の巻き込み)別に比較を行った。
泡立ての実態調査では、社内女性従業員41人(化粧品開発者を除く)に固形石鹸の泡立てをしてもらい観察。7割以上の人が十分な泡立てができておらず、その泡立て手順に大きな個人差があることがわかった。実態調査で明らかになった泡立て手順から、たっぷり泡立て群(15名)、泡立て不足群(15名)の両極端な2種をモデル化して、1週間朝晩連用テストを実施した。その結果、同じ固形石鹸使用でも泡立て不足の場合は、つっぱり感などの乾燥症状が悪化し、赤みや痒みなどの刺激感を訴える人があった。乾燥症状を防止するには、石鹸の使用量が適度(石鹸を転がす回数が5、6回)、泡立て途中で水を加え、水と空気をしっかり巻き込んだ泡で洗顔することが重要であることがわかった。泡立て手順の違いによる泡の石鹸濃度(泡体積当たりの脂肪酸総量)に大きな差が生じていて、乾燥症状を起こす泡は高濃度であることがわかった。
この調査で、過度な洗浄を防止するために、固形石鹸を勧める際にも、ユーザーの泡立て技術を考慮した「十分な泡立て」のアドバイスが必要であることがわかった。また、特に石鹸については、使用量(石鹸を転がす回数)やネット使用上の注意を具体的にアドバイスして、石鹸使用量のコントロールを認識してもらう必要があるとの考えを示している。
なお、同研究成果は、8月30日・31日に、大阪で開催される日本美容皮膚科学会で発表する予定となっている。
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